0087話『清霜のお誘いチャレンジ』
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波姉様がそう言うのでしたら高波も異論はないかもです」
「うん! それでもいいよ。無理強いはよくないって司令官も言っていたもんね。だから参加したかったらいつでも来てね!」
「わかったよ」
「はいかも」
「それじゃ他の姉様達にも話をしてくるわね!」
それでわたしはまた他の姉さん達を探しに行く。
背後で長波姉さんと高波姉さんが微笑ましい笑みを浮かべていたけど、気にしなくてもいいよね。
そして次に発見したのは藤波姉さんと沖波姉さんだった。
「藤波姉さんに沖波姉さん! ちょっといいかな!?」
「ん? どした? 清ちん?」
「どうしました? 清霜さん」
「うん」
それで長波姉さん達に話した内容を二人に伝えてみた。
朝霜姉さんみたいに断られる可能性も一応考えておかないとね。
藤波姉さんと沖波姉さんは重労働は苦手な方だし。
それで少し考え込んでいる二人。
少しして、
「……ごめん、清ちん。参加したいのは山々なんだけどちょっと沖ちんと色々と今している事があるから……だからゴメン」
「ごめんね清霜さん」
そう言って藤波姉さんと沖波姉さんは手を合わせて謝ってきました。
だけどやっぱり無理強いはいけないなと思って、
「ううん。いいよ。無理強いはよくないからね」
「ホントゴメン。この埋め合わせは今度なにかするからさ」
「ごめんね……」
それで二人はわたしに謝るとそのままそそくさとどこかへと言ってしまいました。
うーん……残念だけど。だけど二人がなにをしているのか少し興味を持った感じかな……?
さて、気を取り直して次は夕雲姉さんに巻雲姉さん、風雲姉さんを勧誘してみよう。
だけどわたし的にはこの三人は誘う前から断られるのはなんとなくわかっているんだよね。
夕雲姉さんと巻雲姉さんはお料理クラブに入っているから来られなそうだし。
………ちなみに夕雲姉さんが作る専門で巻雲姉さんは食べる専門だという。
そして風雲姉さんはなにやら秋雲さんの手伝いをしているとかで手が離せなそうだし。
ドウジンシ……? とかいう絵本を作っているとかなんとか……。
まぁ聞くだけ聞いてみようかな?
それでまずは夕雲姉さんと巻雲姉さんの部屋へと言ってみた。
そして二人はちょうど部屋にいたらしく、
「清霜さん……? 夕雲と巻雲さんになにかご用……?」
「うん。ダメもとで聞きたいんだけど二人って畑仕事って興味ない……?」
「ああ。提督がやっている事ね。興味あるわぁ。あ、清霜さん、先日はお料理クラブに野菜のお裾分けをしてくれてありがとね。助かっちゃったわ」
「ううん、大丈夫だよ。司令官も夕雲姉さんとかに感謝されるのに味を占めたらしくてこれからも精力的に畑仕事をやっていくって話だよ」
「そう……。提督にはそのうち御礼をしな
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