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奇妙な暗殺教室
班決めの時間
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が激突する合図となった。



「らァッ!!」


左手を振り払うその一手目に、烏間はわずかに後ろに下がって避ける。しかし、



(流石に速い……っつ!?)



丈一郎は振り払う勢いを利用しそのまま身体を捻り回転蹴りを加える。だが、烏間先生はそれを両腕でガードし力任せに丈一郎の蹴りを弾き体制を崩しにかかる。



だが、丈一郎の体は弾かれた力を利用して地面を滑るように後退する。



(何度か模擬戦をやっているが…末恐ろしい子だ)



(流石に烏間先生相手じゃこの手は簡単に捌かれるか……だったら!)



丈一郎は即座に烏間先生との距離をつめナイフを振るう


「甘いッ!」


だが、烏間先生は丈一郎の腕ごと押さえつけ動きを止める。しかもこのタイミングで押さえつけられては十八番のズームパンチも使えずにまさに手詰まりとなる。



「っ……!!」



だが、それはあくまで何処にでもいる普通の凡人の話。



「オラァァッ!」



丈一郎は掴まれた腕ごと自分の膝で蹴り上げて貫通力を増大させ烏間先生を貫く。



「ぐっ!!」



ズームパンチ同様、全く予期しない攻撃をモロに喰らい、烏間先生がその場に蹲る。



「今のは…効いたなぁ……」



「油断大敵……ってやつですよ烏間先生。まぁ、俺が波紋を使えない人間だったら貴方ほどの実力者にナイフを当てる事すらできませんよ。」


烏間先生とまともに渡り合って見えるのは俺が波紋の使い手だからだ…じゃなきゃこの人と駆け引きが出来ずに一発も掠ることすら出来ないだろう。



オマケにこの人は受けに回る防御よりも攻撃で相手を捩じ伏せるタイプなんだから本気で攻撃に専念しだしたら俺じゃあ1分も持たずにゲームオーバーだ。ホント世界は広いな



丈一郎がそう言い額の汗を拭うと共に授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く中、烏間は先程の戦闘を思い出し戦慄していた。



もし、あのナイフが対先生ナイフではなく普通のナイフだったら?もし、彼が持っている手の内を全て隠さずに本気で戦ったら?果たして自分の本気を全て出し切ったとして最後に立っているのは果たして自分だろうか断言出来ない自分がいた。




「まぁ何にせよ、彼の言う通り油断大敵ということだな……」




底がまるで見えない未完の大器に烏間先生は不思議と胸が踊っていた。




















「ん?別に良いよ〜ジョジョがいるなら退屈しなさそうだし」



体育が終わり制服に着替えた後、俺は千葉の言う通りに班を取り
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