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奇妙な暗殺教室
班決めの時間
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家に帰った丈一郎は広辞苑顔負けの分厚い本と睨めっこをしていた。


「何が修学旅行のしおりだ…どう見たって辞書だろこれ!」


だが、書いてある内容は下手なガイドブックよりも濃く分かりやすい内容になっており、イラスト解説の全観光スポット、お土産人気トップ100、旅の護身術入門から応用…
財布に二千円札しか無い時、五重の塔が倒れてきた時、八つ橋が喉につまった時、工事中の穴に落ちた時、等、普通に有り得る事態から「そんな可能性どんだけあんの?」と思えるような事態まで書かれている。


「やれやれ…こんなイカれた修学旅行のしおりを作るタコにお前らが出会っていたらどんな反応をするんだろうな」



そう言い丈一郎は有りもしない未来に想いを馳せる。例えそれが叶わう事がない未来だとしても想うだけなら誰も咎める事などできなしないのだから



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