プロローグ
[1]後書き
ーーーーーー男は少女に問いかけた
「蓮火、“正義”とはなにかわかるかい?」
「え?」
少女は首を傾げた
「“正義”というものはね、誰しもが持っていてそして誰しもが違う“正義”を持っているんだ」
「お父さんも持ってるの?」
「うん。僕はね、“悪いものはみんな倒す”っていう正義を持っているんだ」
「うーん……よくわからないや」
男は、ははっと軽く笑ってこう言った
「まあそうだよね。でもね、いつか蓮火にも“正義”を持てる時がくるから。信じられる“正義”が……」
少女が見たのは優しくも悲しそうな表情をした男の笑顔だったーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
少女が次に見たのは真紅に燃える炎だった
「お父さん……お母さん……」
炎の中には二人の男女がいた
しかし、もうその姿を確認する事は出来ない
「“悪いものはみんな……”」
少女の中に二つのものが生まれた
一つは、憎しみ、負の感情。
二つ目は、彼女が後に“正義”を知るためのもの。それは『原点』である
少女の意識は深い闇へと落ちていった
【Know Limit】
[1]後書き
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