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SAO:tr2―閃光と鬼道雪―
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、因縁をつけられている相手によくもまあ、涼しい顔でいられること。
 当然、無視されるどころか自分がいない扱いにされた事に怒りを注ぎ、それらを全てまき散らす様に怒声を発した。

「貴様ァ! 誇り高き『血盟騎士団』の“裏切り者”が、俺のことならともかく、アスナ様の目の前に現れているんじゃねぇ! 今すぐ立ち去れ! アスナ様の前から失せろ!」

 ドウセツは罵倒されるも、無視の一貫。どれだけ言われ様が、ドウセツはストロングスと会話すること自体を拒んでいる。
 
「なんとか言ったらどうなんだ!!」

 ドウセツの態度に、ストロングスは当然の様に激怒する。
 すると、無視の一貫を通していたドウセツは流石に反応しないとマズイと思ったのか、視線をストロングスに向けた。
 ただ、ストロングスに向けるとため息をつき、軽蔑な視線でストロングスを捉えていた。

「さっきからうっとうしいのだけど、その口を閉じられることはできるのかしら? 脱退しただけで裏切り者扱いするとか、相変わらず進歩することない勘違いで可哀想な人ね。誇り高き血盟騎士団を汚しているのはストロングス自身だと自覚するのはいつになるのかしら?」
「黙れ!」

 抑えきれない殺意を露わにするストロングスに対し、ドウセツの顔色は微動だすることない涼しげでいて、そして何よりも全面的に淡々としている。

「黙ってほしいのは貴方だってことを理解できないでいるのかしら。私を恨む暇があれば、力をつけるなり、怒りを抑える方法が考えた方が貴方の身のためだと思うけど? いえ、貴方はそういう事が出来ないから無駄に吠えるだけの駄犬でしかないのね。失礼したわ」
「き、貴様ぁぁぁぁぁっ!!」

 火に油を注ぐ様に、ドウセツはストロングスを煽って怒りのボルテージを上げさていた。その光景を見せられた私達は呆然としてしまう。
 殺意向けられている相手に逆撫でするなんて余程の事情がない限り怖くてできないわよ。
 流石『鬼道雪』と二つ名で呼ばれるだけあって、戦闘力も口喧嘩も敵なしですね。そんでもって相変わらずの怖いもの知らず、その度胸を私にも分けて欲しいね。
 殺伐とした空気と、堪忍袋どころか全身が切れそうなぐらいストログスの怒りをこれ以上放って置けないと思ったのか、アスナは慌ててフォローに周り始める

「す、ストロングス落ち着いて。ド、ドウセツはね、別に悪気があったわけじゃないのよ」
「悪気があって言ったわ」
「ちょっ、もうドウセツ!」

 悪気がない態度を取りながら悪気があると言うドウセツにもはや止める事ができないと判断したのか、右手でドウセツの左腕を掴み始める。
 そして怒り狂う手前のストロングスと私達と同様に呆然としているクラディールに向かって早口で伝えた。

「と、ともかく護衛の皆さ
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