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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
赤銅 消滅
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はグズグズと崩れて行って、塵芥となって消滅する。


そして翼刀と蒔風が回転し、同時に剣を赤銅の首に突き刺した!!!


「GEEEEEEEEEEEEAAAAAAAAAAAAAAJJJJJAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」


凄まじい雄たけび。
その声に顔をしかめる二人だが、腕に力を込めて剣を押し込んでいく。


「JAAAAAAAAAAA!!!!JYYYYAAAA!!!!J・・・・JAAaaaaa・・・・・・」


赤銅の声は次第に小さくなっていき、その体からも力が抜けていく。

終わりか。
そう思い、翼刀と蒔風が一瞬息を吐き


「ギィッッ!!!」


赤銅が口をバカリと開けた。
それにびっくりする二人だが、その光景にさらに驚いた。

口の中に、タイマーがある
そして腹が凄まじいエネルギーを発していき、それが臨界に達しようとする―――――!!!


00:20

「このエネルギー・・・まさか!!!」

00:17

「世界ごと吹っ飛ぶ気かよ!?」


00:14

世界を破壊してきた赤銅の翼。
その存在の最後をかけてまで、その方向性は破壊に向く。


00:09


そして口の中のタイマーが一気に減って行き



00:03――――――



「いただきます」


赤銅の背後に「奴」が現れ、その肩に手を当てた。
瞬間


キュごゥッ――――!!!




そんな音がして、赤銅が消えた。
その跡には黒い穴が残っており、蒔風の脇を「奴」が落下していっている。



「お、お前まさか・・・・」

「世界ごと切り取って食った。あんだけ弱ってたから、強行できたよ。これくらいは許してくれ」



両手を合わせてスマンという「奴」だが、あまりに急に終わったのでキョトンとしてしまう二人。
そして、黒い穴に視線が向く。


「あー・・・あんな食い方したから穴、開いちまったな。ま、あれくらいならすぐ戻るだろうけど」

「それはいいけど」

「だがこの影響で、どんな因果を引き込むかわかったもんじゃない。何が起こるかわからないから気を付けろよ?」


「奴」が忠告する。
だが、蒔風の口元はゆっくりと笑みに変わっていく。


「大丈夫さ、オレらがいれば」

「まあ、な」

「しょうがないって!!これくらい!!!」












そうしていると、その穴がギュッッ!!と一気に縮こまった。
そして、それが一気にはじけ



パァンッッ!!!



「あはははははははは!!!」

「おぉ・・・・」


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