第四章 RE:BIRTH
英雄の集結
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TH」別部隊が奮闘してますが、敵の増加率が135%!!」
「追い付けていない・・・飛行能力を有した群れに「EARTH」は対処しきれません!!」
「我々が出なければ!!」
「父さん!!」
その言葉に、レジアスは小さく頷く。
このタイミングを待っていたと。
そして、レジアスはその部屋からすぐに外に出た。
目の前には、自分が指揮するという部隊の魔道士が杖を手にして整列していた。
「諸君、聞いてくれ」
マイクに向かって、レジアスが言葉を告げる。
それは、反撃の狼煙。
「我々は組織だ。勝手な行動は一切許さん。それは組織の命も、個人の命も危険にさらすものだからだ。だから儂は、どんなに懇願されようとも諸君らの出撃を拒んだ」
その言葉に、オーリスも部下も、首肯する。
それはわかっている。
だから自分たちは準備してきた。
「だから、勝手な真似は許さん。これからの命令を、絶対に順守せよ」
《はい!》
「絶対に死ぬな。行くぞ。世界を護ってきた、我々の力を見せる時だ!!」
ザッッ!!と一糸乱れぬ直立の足音が鳴る。
「全戦力を赤銅の一味に向け「EARTH」を援護せよ!!」
『了解!!!』
バォウ!!
レジアスの一言に、その場に集まった魔道士の声が轟き、次の瞬間には全員が飛び出していった。
「さて、我々も動くぞ」
「はい」
部屋に戻り、レジアスが座る。
その目の前には盤上があり、敵戦力と味方戦力を映し出していた。
「では・・・・この儂が地上の英雄と言われたゆえん、お見せしよう」
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「まだまだッ!!!」
ババババンッッ!!!
空
観鈴や理樹などの翼人四人が、空の模造兵士たちを相手取っていた。
観鈴が大声を上げて衝撃波で模造兵士がバラバラと墜ちていくが、まるで数が減る様子はない。
いつしか押し込まれる。
「諦めるな!!相手も無限ではない!!明らかに出てくる数も減っている!!」
「でもまだこっちの許容量は越えてますよ!!」
「だからって、諦めちゃだめだよ!!」
空を観鈴の衝撃波が覆うように走って行き、扇状に模造兵士が墜ちていく。
だがやはりまたその分以上の軍勢が出てくるし、ほかの個体を壁にして耐えるのもいる。
「クラウドさんたちはあっちの三体で疲弊しちゃってるし・・・ここは私が・・・え?」
気張っていく観鈴。
そこに、通信気が光って新たな反応が迫っていることを伝え
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