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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
英雄の集結
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向へと身体を向け、腕に力を込めはじめた。
すると周囲に散ったΧブレードの破片が宙に浮き、一つ一つがエネルギー光弾となって蒔風たちに向かって飛来していった。



「ギェエええええええええええええ!!!」

「!!!行くぞォォッ!!」


ドォォォンッッッ!!!



―――――バサァッ!!!



「開―――翼!!!」

ドンッッ!!



だがその爆発は蒔風の翼によって阻まれ、それが背中に収まるとそこには、六人の戦士が並び立つ。


蒔風、「奴」、翼刀、唯子、凩、アリス


それはまさに、「この世界」の戦士たち!!!



「ヴァルクヴェイン!!刃幕!!」

ザラァァアアッ!!


ドドドドドドッッ!!

「ヌグォ!!」


「ハァッ!!束縛光!!」

ギチッ!

「グ!?」

「いまです!行きますよ二人とも!!」


ダンッ!!



「居合、縦一閃!!」

ザゴンッッ!!

「すれ違いパニッシャーチョップ!!」

ボゴォッッ!!

「セェイヤァ!!」

バシィンッ!!!


「ぐ、ぅお・・・・」



「「ゼァアッッ!!!」」

ザザザンッッ!!


凩、唯子、アリスの攻撃がすれ違いざまに終わり、この二人が切り掛かっていった。

蒔風と「奴」が、魔導八天と十五天帝をそれぞれ縦一本に組み上げ、それを鞭のようにふるっていく。
入れ替わるように切り結んでいく二人。

そして、それが終わると同時に腕を組み、そこを土台に翼刀が飛び上がり、赤銅に向かって大きく剣を振り下ろす!!



「世界破断!!槍薙巳!!!」

ザドンッッ!!!




「―――行くぞ天剣!!!十五天帝!!!」

「放て!!もう一振りの裏の天剣!!」


そして、二人は剣の力をマックスにまで跳ね上げる。


剣をすべて組み上げ、十五天帝と魔導八天を掴み走る。

地面を削るようしてに走る二人の動きは左右対称。



そしてそれを赤銅の顎に向かって跳ね上げ、その体を上空にまで跳ね上げる!!
その威力は一瞬にして雲の高さまで跳ね上げるもの。



「行くぞ!!」

「わかってるっつの!!!」



これだけの攻撃に、現界の底が見えない赤銅の力に戦慄しながらも、蒔風と「奴」はその後を追う。


打ち上げられた遥か上空で、赤銅の双眸がガッ!!と開かれ、その両腕が蒔風と「奴」の首を押さえて落下して行く。
背中を空気摩擦の熱が焼いていくが、正直気にしていられない。


そして、その翼が最大限に開くと感じたその瞬間


「翼刀ォ!!」「今だァッッ!!!」
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