第四章 RE:BIRTH
英雄の集結
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の発光が半端ではない。
恐らくは今までも開翼していたが全力ではなかったのだ。
そして抑えられてしまった今だから、全力でそれを行使している。
「抑えないで全力出されてたら全滅だったな!!!」
「ああ・・・・それが狙いかもだしな」
「は?」
「気にすんな!!!このまま一気に行くぞ!!!」
二人の攻撃が、さらに激化する。
そして、「奴」が剣を一本投げた。
それは赤銅の首を狙ったものだが、簡単に回避されてしまう。
「おい!!明後日の方に行っちまったぞ!」
「大丈夫だ。お前ならわかんだろ?」
「・・・おいおいマジかお前・・・!!」
「奴」の言葉に蒔風が引き、そこに「奴」が入れ替わって行って剣を叩きつけた。
そしてさらに剣を叩きつけて赤銅を前後を入れ替わる。
「おオオオオオオ!!!ぜやっ!!」
さらに投擲。
「奴」はさらに剣を投げ、それも赤銅に回避されてしまった。
「あぁ!!剣が!!」
「大丈夫だ。多分」
翼刀がそれを見て「しまった」というような顔をするが、脇に来た蒔風が肩で息をしながら答えた。
「まさかとは思うが・・・その通りならあれでいいんだ」
「?なにが・・・・」
「来た」
蒔風の言葉に、翼刀も視線を戻す。
「奴」が赤銅の蹴りを剣で受け止め、剣を白羽取りで止める。
だが、赤銅は翼を「奴」ごと覆うように迫らせ、「奴」の背中を翼で突き刺そうと襲い迫った。
これだけの接近で、その攻撃は回避しようがない。
下に逃れようとも、そうすれば刃が脳味噌を真っ二つにするだろう。
しかし、彼に逃げる必要などなかった。
ドスッッ!!!という効果音。
そして、赤銅の身体がビクンと揺れた。
「な・・・」
「へっ」
赤銅の背中に、剣が突き刺さっている。
それは、さっき「奴」が最初に投げた剣だ。
一体どういうことなのかそうしていると、今度は真横から剣が飛来して赤銅の肩に突き刺さる。
「ゴファッッ・・・ぐゥッ・・・まさか」
「ハァッ!!」
「奴」は緩んだ剣を押し上げ、彼女の肩に刺さった剣を抜き、さらに背後に回ってそっちの剣も抜いてからX字に切り裂いた。
その攻撃に赤銅の飛沫が飛び、体勢を直す前に蒔風の突進を受けた。
そして雲の上まで一気に突きあげられ、そこから蒔風が反転、今度は翼を全力ではためかせて急降下キックを赤銅にぶち当てる。
「グォォおおおおおお!!!」
「行くぞ!!!」
今度は手に持つ十五天帝がバラけ、自分の周囲についてくるそれを次々に手にして蒔風が蹴りの体勢で赤銅を斬り攻
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