第四章 RE:BIRTH
翼刀立つ 男来たる
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「全員、固まらないで広がって!!」
「下は海だ!!ほっといたっていい!!空の野郎共をブチ抜け!!」
「「「了解!!」」」
海上のラピュタ。
そこでなのは、フェイト、はやての三人が指揮をとって壮大な空中戦を行っていた。
元起動六課メンバーは勢ぞろい、さらに復帰したキバ飛翔態も背中にディケイドを乗せて飛び回っている。
地上では
「フン!!!」
「(ゴガキィ!!)未だ至らんか・・・・・」
「うォッ!?」
クラウドと赤銅の翼が交戦していた。
ちなみに少し離れた場所では「光」と一刀が、「闇」とセイバー&バーサーカーが交戦している。
空の方はバラバラと模造兵士が撃ち落とされていくが、同じか、それ以上の数がラピュタから出てきていた。
地上用の模造兵士はそのまま海に落ちて行ってしまっているが、それでも出てき続けている。
ヴィータはほっとけと言っていたが、恐らく落下に耐えた個体は上陸してくるのだろう。
いずれは追い込まれる。
「フッ!」
「ぐァ!!!」
赤銅がクラウドの剣を掴み、地面に叩きつける。
クラウドの肺から空気が吐き出され、身体が一瞬固まって動かなくなる。
そして立ち上がるまでのわずかな間に、赤銅は飛翔して行ってしまった。
「なのはちゃん!!赤銅が来るで!!」
「ッ!?」
「危ない!!」
向かうは空で戦う元機動六課メンバー。
その中でも空中戦に最も特化し、多くの敵を撃墜させていたなのはのもとへと赤銅が飛び立っていく。
だが、その眼前に唯子が跳びあがって赤銅の翼に踵落としを叩きこんだ。
その衝撃に十メートルほど叩き落とされる赤銅。
しかし、逆にその足を掴み取られて地面へと投げ飛ばされてしまった。
それを受けても着地に成功する唯子だが、目の前に赤銅が着地して来た。
「行くわよ!!」
「参れ」
赤銅の念動力で振るわれる。
それを腕で弾きながら接近していく唯子が、その胸に向かって蹴りを放った。
赤銅は両腕で受け、跳ねあげる。
それを足場にして唯子はバク転し着地した。
と、ここで赤銅が、戦闘で初めて腕を動かす。
唯子のこめかみを狙って右腕で振り突きを放つ。
それを上腕で受け止める唯子だが赤銅の連続攻撃にだんだんと追い込まれていく。
左右からの連続振り突き。
単調だが、一撃があまりにも重すぎて反撃のチャンスも何もないのだ。
頬に腕がつくほどにまでガードを固め、膝が折れそうになる唯子。
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