第四章 RE:BIRTH
宵の時
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てきており、ファイズはそれをすんでのところでブラスターから刃を生成して受け止め、地面にたたき落とされた。
「!! 乾さん!!」
「やはりライダーの最終フォームであっても一対一は無茶です!!」
そうして、「虚無」がさらなる標的に目を向ける。
その瞬間
『騎英の手綱!!!』
ガォオッッ!!!
真っ白な光のエネルギーが「虚無」を掠めて行き、その体を揺らめかせる。
駆けてきたのは、ペガサス。
その背に騎手たる英霊を乗せ、天空を駆ける。
『さあ、行きますよ!!!』
そうして、英霊が挑む。
そも、彼らは霊長の守護者。
ならば総じて、彼らは敵だ。
その映像を見ながら、ほかの戦況も見る。
地上ではバーサーカーが無双ぶりを発揮していた。
更には蜀・魏の武将が勢ぞろいして無人に湧いてくる模造兵士を粉々に砕き倒していっている。
一見、押しているようにも見える。
だが相手は一点から湧いてくるのではなく、空から落ちてくるのだ。しかも、無限に。
バッタバッタと斬り伏せ、破壊していく姿は胸のすくものだが、状況が好転しないのは重くのしかかってくる。
「相手が大したことのない模造兵士でも、この数は・・・・」
「数が多すぎる・・・かといってラピュタに攻め込むだけの占領はもう!!」
ヴィーッヴィーッヴィーッ!!!
「緊急アラート!?なにがあったの!!」
「地上に高エネルギー反応!!このパターンは・・・・赤銅です!!!」
「地上部隊は注意してください!!出てきます!!」
そして、ついに彼女が動き出す。
赤い光を闇夜に煌かせ、地上に破壊の翼が舞い降りた。
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「ッ!?この威圧感!!!」
「ウォぁッッ!?」
駅前広場を埋め尽くす模造兵士。
それを相手取っていくバーサーカーを中心とした彼女たちが、何かを感じ取って振り返る。
その方向に鈍い、赤の光が光ったかと思った瞬間、模造兵士が木っ端芥のように散り飛んで行った。
「赤銅の翼・・・・!?」
「くっ、ついに出てきたか!!」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」
その光の方向にバーサーカーが突進し、斧剣を振り下ろす。
だがそれは見えない力に止められてしまい、振り下ろした風圧が土埃だけを払っていく。
そして、一人の女性の姿をあらわにする。
見間違えようもない、赤銅の翼。
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