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black lagoon 百合小説 ”I”
友人?

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「おい、ですだよ。寝てんのか?アタシだよアタシ!レヴィあけろっての!」

シェンホアは眠い目を擦りながら鍵のついたアパートのドアをあけ・・見知った顔のお客にチェーンごしに声をかけた

「んー、誰かと思ったらアバズレか?こんな時間に何の用よ?」

「あ?・・えっと・・。別に用あるワケじゃねえんだけど・・そう、暇だ暇!テメェもどうせ寝てるだけで暇してんだろ?ちょっと寄らせろよ。」

んー・・と、顎に指を立てて適当すぎる理由をたててレヴィはシェンホアの部屋の中へ上がろうとしていた。
しばらく街中をブラつきながらロベルタの頼みごとについて何か思い出そうと空を見上げていたものの、彼女の話がまったく思い出せない。夜道に湧きだす暴漢でも撃ち殺せれば何か思い出すかとおもったけれど、そんな男も歩いていない。
とりあえず思い出せないのでこのまま放置と言うのも考えたがあまりにもだし正直あのメイドに恩を売るのも面白そうだ。

とにかく酔いがさめて何か思い出せるまで近くに住む旧友の家に上がり込んで暇つぶしにもなればと、彼女の家を訪れたのだ

「あのねー、ウチはどこの馬の骨か知らないヤツを上がらせるトコじゃないヨ。眠いからシッシッ帰った帰ったネ」

「ツレねえこと言うんじゃねえよ。同じ人種同士仲良くいこうぜ?」

「血が入ってようがアンタはエセチャイニーズね。ワタシは少なくとも本国出身ヨ。一緒にされて欲しくないね。」

「っなっ・・・ツベコベ言わずに開けろってんだコノ・・!」

なかなか開けてくれないシェンホアにしびれを切らしてチェーンをガシガシと揺らすレヴィ

「わあ!ナニヨ!がっついて入ろうとして!キャー!これだから最近のストーカーはこまるね!イカレ女ね」

「なにストーカー!?テメエの尻おっかけるなんて中国人好きのベニーみてえなクソ根暗野郎だけだろ。はいはい、じゃあ一生きませんよさようならっと。糞が。」

「何?あのメガネ男チャイニーズが好みなのか?」

「いや、知らねえけど今適当に考えた。じゃあな。」

タバコに火を灯し不機嫌にかえって行こうとするレヴィにニヤニヤとした表情でチェーンごしからシェンホアが呟いてくる

「ま、叩きおこされて目がさえちゃったしワタシの遊びにつきあってくれるなら上げてやってもイイネ、どうするよ」

「ハッ、テメエの遊びだ?興味ねえよ。」

「まあまあそんな事言わずに上がってくネ。ワタシとアバズレの仲でしょ。」

「なっ、てめえひっぱんじゃねえ!どう言う仲だよこのっ!」

「ホホホ!遠慮しない遠慮しない。同郷の仲間デショ。」



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