第四章 RE:BIRTH
Dead Story
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、突進はまるで光と化し
その勢いで彼女の周囲を跳ね回るフォックスオルフェノクを一瞬で捉えて首を掴み
バガァッ!!
壁をぶち破って彼女もデパートのエリアに突っ込んだ。
「ゲェッ!!」
「終わりませんよ!!」
そう、そしてそのままでは終わらなかった。
アリスはそのままフォックスオルフェノクを地面に叩きつけ、さらに柱に叩きつけて行く。
フルスイングのようにして四角形の柱にそれを叩きつけると、今後は反対側から振って叩きつける。
たったそれだけの動作で、柱は二度の衝撃に耐えられずブチ抜かれた。
そして、地面に叩きつけられたフォックスオルフェノクはバウンドしてアリスの胸元まで跳ね上がり
「コォ・・・・」
力なく、声を漏らす。
その眼に映ったのは、彼女の足。
それが真上から叩き落とされ、彼の頭蓋を踏みぬき、デパートの床に大きなクレータを作り上げた。
その中心から、アリスがボコリと脚を引き抜いてオルフェノクを見る。
首から上はすでに存在しておらず、その部分から青い焔を漏らして身体が灰に還って行く。
「佳景山さんたちは!!!」
そして、アリスがクレーターから駆けだしたとき。
「うぉぉおおおああああああああああああああああああ!!!!」
蒔風が獅子天麟を構え、一直線にファルコンオルフェノクに突っ込んでいく光景が飛び込んできた。
------------------------------------------------------------
コブラオルフェノクが蒔風の背後を追うが、そんなことも意に介さずに蒔風はファルコンオルフェノクに突っ込んでいく。
狙われているのは、友人二人。
いくらなんでも、オルフェノクの相手なんかができるわけがなかったのだ。
敵は飛翔して接近してきた。
それはいくらでも回避できた。
だが同時に突風と羽根を飛ばしてこられると、それは「攻防」から一気に「蹂躙」に変わって行った。
風はともかくとして、羽根の方はまずい。
床に突き刺さったそれを見ると、蒼い炎をチリチリと上げていた。
オルフェノクの持つ「使徒再生能力」
自らのオルフェノクの力を人間に流し込み、そうして殺すことで「当たり」の人間をオルフェノクに変貌させるものだ。
だが多くの人間はそれに耐えられず、心臓が灰化したのちにそれが全身に回り崩れて消える。
方法は様々だが、このファルコンは翼から羽根を飛ばしてそれを心臓に突き立てて行うらしい。
理性を失っていても、それはオルフェノクの本能だからだろうか?
佳景山、初原は確実
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ