第四章 RE:BIRTH
Dead Story
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すでに、その瞳にはひとかけらの理性も知性も有りはしない。
ファルコン、フォックス、コブラ
各生命の特徴を得た異形の化け物が、眼光を真っ赤に染めて襲いかかってきた。
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「グおおおおおおおおおおおお!!?」
ドォンッッッ!!!
突進してきたフォックスオルフェノクの攻撃をアリスが受け止め
首を取ろうとしてきたファルコンオルフェノクを佳景山と初原が回避、散開して
残った蒔風の元に、コブラオルフェノクがすべるようにして接近、拳をぶち当ててきた。
その衝撃をひきつった顔をしながらも受け止めた蒔風が壁に激突し、そのまま押し込まれて壁を崩壊させる。
気付かなかったが、壁のすぐ向こう側はデパートだったらしい。
婦人服のかかったラックに突っ込み、絡まった服の中でモゴモゴしながら蒔風が四つん這いになってその場からいったん距離を取る。
一方、コブラオルフェノクはシュルリとその中から立ち上がり、引っ掛かった衣服はブチブチと引き千切って立ち上がる。
「いぃいい・・・・クソッ、クソッ!!行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞォォオオオオオオオオオうううううぁあああああ!!!」
そして、蒔風が剣を握って突進。
ブンブンと振り回すそれを回避し、蛇の尾のように変化した左腕で剣を絡み止めるコブラオルフェノク。
それに引っ張られてしまい、蒔風の腰が引けて床を転がる。
そこに当然のようにして飛びかかってくるコブラオルフェノクだが、蒔風がワゴンの足を掴んで投げ飛ばし、それを命中させて防御した。
「あ〜〜!!もう!!心の準備をさせてくれよォ〜〜〜〜!?」
そう言いながらワタワタと立ち上がり、走り回って逃げる蒔風。
そして、ファルコンオルフェノクに追い詰められていっている友二人の姿を見た。
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「フッ、ハァッ!!」
「ギャォウ!!」
ブシッ!!
アリスの気合。
それと共に放たれた蹴り。
それをフォックスオルフェノクは回避し、さらにアリスへと反撃を行っていた。
アリスもそれを回避するが、脇元の服が食いちぎられていることに気づく。
「なかなかの速さですね・・・しかし、舜があの状態なので・・・・!!!」
「ギっ!?」
「早々に終わらせていただきます!!」
がゴゥ!!
アリスの服はすでに戦闘服だ。
その踏込みによってスカートはなび立ち
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