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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
Diving Story
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エンド」

「それを片手で受けてるアリスさんって・・・・」

「あぁ、こいつ実は相当強いよ?だから、さぁ!!行くがよい!!」


まるで目の前に道があるかのようにバッ!と手を出してアリスに指示を出す蒔風。
その蒔風の頭を呆れたようにコツンと叩き、アリスがため息交じりに初原と佳景山を預けた。


「まあ戻らずにここまで飛び込んできたのですから、今の段階では合格点としましょう。彼らの足場を用意してください」

「うい」


蒔風が「林」を壁に突き刺し、バリアを張ることで足場にする。
さらにアリスから頭上のバリアも受け取ってそれを持ちあげて

「重ッ!?」

「ものの二十秒もかけませんよ。がんばってください」

「う! お! お! お! お! お! お! お!?」

振ってくる銃撃の重さに振動しながら声を上げる蒔風。
そんな蒔風をしり目に、ひょいと飛び降りて弾幕の中にアリスは向かって行ってしまった。



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収まらぬ土煙の中にアリスが飛び込み、服装がノースリーブのスマートなものに変わっていく。

バフッ、と静かだった土煙に乱れが生じ、それを感知して死人兵士たちが銃を構えて



ドドドドドドドドドドドンッッ!!



引き金を引いた。

死人兵士は五体。
五つの轟弾が飛んでいき、すぐに次弾が銃口から飛び出していくことで弾幕が完成する。

その間隔は実に0.1秒。
だが逆にいえば


バンッ!バッバン、ドドンッ!!


「0.1秒に五つしか来ないということです」

飛来してきた最初の五つを弾き飛ばし、0.1秒で猛接近をするアリス。
当然次弾が来るが、それよりも早くアリスは跳躍、一気に五体を飛び越える。


そして背後から二体を後ろ蹴りで蹴り飛ばした。
その勢いは凄まじく、アリスを狙っていた弾幕の中に突っ込ませるほどのものだった。

死人兵士が爆散し、そこで残った三体は、やっと背後にアリスがいることに気付く。




振り向きざまに銃撃を放つ三体。

アリスは真ん中の手元を蹴って、銃口を別の一体に向けさせる。
アリスから見て左側の一体がその銃撃で爆発し、右が放った銃撃は上腕で逸らすように弾いた。

そして右の銃を掴みとって握力でひしゃげさせて破壊、その一体と一緒に引きずるようにして放り投げ、爆発。

アリスの右頬に新たな爆炎が迫るよりも早く、彼女は最後の一体を盾にしてそれから身を守った。
盾にした一体は前面が焼け爛れてしまい、命令を受理しても体が動かぬままビクビクと動くだけだった。


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