第四章 RE:BIRTH
Diving Story
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
エンド」
「それを片手で受けてるアリスさんって・・・・」
「あぁ、こいつ実は相当強いよ?だから、さぁ!!行くがよい!!」
まるで目の前に道があるかのようにバッ!と手を出してアリスに指示を出す蒔風。
その蒔風の頭を呆れたようにコツンと叩き、アリスがため息交じりに初原と佳景山を預けた。
「まあ戻らずにここまで飛び込んできたのですから、今の段階では合格点としましょう。彼らの足場を用意してください」
「うい」
蒔風が「林」を壁に突き刺し、バリアを張ることで足場にする。
さらにアリスから頭上のバリアも受け取ってそれを持ちあげて
「重ッ!?」
「ものの二十秒もかけませんよ。がんばってください」
「う! お! お! お! お! お! お! お!?」
振ってくる銃撃の重さに振動しながら声を上げる蒔風。
そんな蒔風をしり目に、ひょいと飛び降りて弾幕の中にアリスは向かって行ってしまった。
------------------------------------------------------------
収まらぬ土煙の中にアリスが飛び込み、服装がノースリーブのスマートなものに変わっていく。
バフッ、と静かだった土煙に乱れが生じ、それを感知して死人兵士たちが銃を構えて
ドドドドドドドドドドドンッッ!!
引き金を引いた。
死人兵士は五体。
五つの轟弾が飛んでいき、すぐに次弾が銃口から飛び出していくことで弾幕が完成する。
その間隔は実に0.1秒。
だが逆にいえば
バンッ!バッバン、ドドンッ!!
「0.1秒に五つしか来ないということです」
飛来してきた最初の五つを弾き飛ばし、0.1秒で猛接近をするアリス。
当然次弾が来るが、それよりも早くアリスは跳躍、一気に五体を飛び越える。
そして背後から二体を後ろ蹴りで蹴り飛ばした。
その勢いは凄まじく、アリスを狙っていた弾幕の中に突っ込ませるほどのものだった。
死人兵士が爆散し、そこで残った三体は、やっと背後にアリスがいることに気付く。
振り向きざまに銃撃を放つ三体。
アリスは真ん中の手元を蹴って、銃口を別の一体に向けさせる。
アリスから見て左側の一体がその銃撃で爆発し、右が放った銃撃は上腕で逸らすように弾いた。
そして右の銃を掴みとって握力でひしゃげさせて破壊、その一体と一緒に引きずるようにして放り投げ、爆発。
アリスの右頬に新たな爆炎が迫るよりも早く、彼女は最後の一体を盾にしてそれから身を守った。
盾にした一体は前面が焼け爛れてしまい、命令を受理しても体が動かぬままビクビクと動くだけだった。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ