第四章 RE:BIRTH
Diving Story
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のはいい。
その倒し方としては、死人兵士から見て縦穴の奥の方の壁を蹴って行くのだ。
そしてすれ違いざまに一体を撃破、そのまま残りの死人兵士に突撃して殲滅。
しかし蒔風は、とりあえず目の前の敵だけ倒してしまった。
だからこんなめんどくさいことになるのだ。
「た、たぁすけてぇーーーー!!!」
キャー!と声を上げる蒔風。
その声はコンクリートの壁に反響し、アリスや佳景山達のところにまで聞こえてきた。
『キャー!!』
「・・・・なぁ、悲鳴あげてるぞ?」
「下手打ったみたいですね」
「うわ暗。なんも見えねぇ」
呑気に覗き込んで状況を見る三人だが、手前に少しの非常灯が見えるだけで何も見えない。
奥の方は土煙に隠れてしまっているのだ。
「助けに行くか?」
「そりゃあそうだろうな」
「こっちも呑気なこと言ってられなくなりましたしね」
「「え?」」
穴を覗き込む二人とは反対側を見ていたアリス。
そこにやってきたのは死人兵士二、三体だった。
「ま、舜の言葉通りなら見つかった以上我々を放置する理由は向こうにないわけでして」
「やるか?」
「うーん・・・・そうですねぇ。でも今は舜も危ないことですし」
「行くのか」
「ええ」
ガシッ!
「行きま〜す!」
そして、アリスが二人を掴む。
飛び降りる。
「「うおォォおおおおおお!!??」」
縦穴を猛スピードで落ちていく。
それは怖いのなんのである。
初原も佳景山も、度胸があると言ってもやはり一般人だ。
一辺二メートルほどのコンクリートでできた縦穴を自由落下したらそれは怖い。
そしてその時間はあっという間に終わる。
真上から死人兵士の銃撃がやってきて、それをアリスが手を上にかざしてバリアで防ぐ。
土煙の中に突入すると、そこには蒔風がいた。
バリアを足場にも展開し、着地するアリス。
「なにやってんですか」
「いや、行こうにも行けない」
蒔風は獅子天麟を壁に突き刺して足場にしてしゃがみこんでいた。
手に銃を持っているということは一体は倒したのだろう。
ちなみに上からはともかく、土煙は収まってないが下の方の銃撃は止んでいるのだ。
出て行けば間違いなく蜂の巣だが。
「蜂の巣ってレベルじゃないよな」
「ああ、あの威力じゃ消炭だ」
「いや、あれはレーザーの形だけど熱線じゃないから」
「受けてる感じですと光弾に近いですね。まあ威力はディメンションブラストとかシュートレベルですが」
「それって何?」
「前者が仮面ライダーディケイドの必殺技。後者はディ
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