第四章 RE:BIRTH
薄緑の壁
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っぱいになる。
さっき以上の物を放たれたら、街どころかここで戦ってる自分たちも危ない!!
理樹が飛び上がり、周囲で比較的高いビルの屋上に立つ。
そして上空を見上げた。
ラピュタ最上部は、彼が今いる真下からは見えない。
だが、そのエネルギーの不気味な光だけは見える。
それを見て
「なのはさん、発射されたタイミングを正確に教えてください!!」
『なにをする気なの!?』
「止めます」
短く一言つぶやいた理樹が、翼を大きくはためかせて飛び上がる。
上空に打ちあがる花火。
今度はリング状に広がるどころではない。
「このままだとリング状どころか円形に壊滅する!!」
半径三キロ以内を全壊させるよう、光弾が打ち上がって拡散していく。
上空を見上げる理樹に目に、その光景が飛び込んでくる。
上空で一瞬停滞してから、半径三キロ以内に光弾の雨が降り注ぐ。
「さ せ る かぁ!!!」
宙で跳ねるように理樹が身を翻す。
直後、大都会ミッドチルダの空に、薄緑の膜が出現した。
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「これは・・・・!!!」
それは上空のなのはたちから確認できた。
空を飛ぶ模造戦士を殲滅していた彼女の目に飛び込んできたのは、巨大な薄緑のバリア。
光弾の降り注ぐ半径三キロの巨大なバリア。
それがミッドチルダの上空に、理樹を中心に展開されたのだ。
「す、すごい・・・・」
「こんなバリア張れるなんて・・・・」
なのは、ティアナの二人が上空でその光景に呆気に取られていると、光弾が動き始めてバリアに向かって落下していった。
ズドドドドドドドドッッッ!!!というする疾く重い音が幾度も重なって轟き、薄緑のバリアを叩いていく。
その衝撃でバリアがビリビリと振動し、まるでドラムロールであるかのような轟音を、深夜のミッド中に鳴り轟く。
「う・・・ぐ・・・・」
が、範囲、そしてその一発一発の威力があまりにも大きすぎる。
バリアを押し上げるように耐える理樹だが、そのバリアの端からビキビキとヒビが入り、広がり始めていた。
「こ・・・・のォォおおおおおお!!!」
しかし、理樹とて翼人だ。
そんな簡単に墜ちはしない。
全ての力をそのバリアに注ぎ込み端の破損を修復、その打ち上げ花火の光弾を統べて受け切ったのだ。
「ハ―――――――ッッ、アッ!!!」
バリアから手を放し、ワナワナと震える理樹の両手からは焼けたか
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