第四章 RE:BIRTH
闇夜に立ちあがる者たち
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深夜
空を行くラピュタに、地上から幾本もの光が向けられている。
場所はミッドチルダ。
空を追うのは
「オオおぉぉォォォおオオオオオオ!!!」
キャッスルドランの上に立ち、口や手から炎弾を飛ばして対抗しようとするウィツァルネミテアである。
当初、ハクオロは飛行艇・シエラ号の中から飛び出していって巨大化し、その時はまだあったゼロライナーなどの上を飛び回ってラピュタを攻撃していた。
しかし、いかんせん相手が無尽蔵すぎる。
シエラ号やゼロライナーはすでに墜とされ、彼等は地上で模造戦士の迎撃に当たった。
それもまだ日が昇っていた、数時間前の話。
今このミッドチルダの街で戦っているのは
「オラァ!!」
「フンッッ!!」
「このっ!!みんな!!無茶はしないでね!!」
リトルバスターズの面々だった。
このメンバー、“輝志”の力に指向性を持たせて虚構世界を一度創造しただけあって、その力の運用が抜群にうまいのだ。
ゆえに、一般人から毛が生えた程度の模造戦士はさほど大したことはない。
ないのだが――――
「理樹っち!!数が多すぎるぜ!!」
「フ、なんだ真人。俺の方がまた一匹多く倒してるぞッ!」
「んだとぉ!?俺の筋肉さんはお前にゃ負けねぇよ!」
数が多い。
その一言に尽きる。
空を見上げると、町々から照射されている光の中にキャッスルドランに乗ったハクオロがチラチラと確認できる。
理樹ももう何度も敵をバリアで潰しているが、まだまだ湧いて出てくるのだ。
「やっぱりあっちの方をどうにかしないといけないのか・・・・?」
ラピュタを見、理樹が考えるのはその内部。
すでに潜入したと報告はあるが、時間がかかりすぎている。
「中で一体何が・・・・」
そうしていると、ラピュタの上方都市部に巨大なエネルギーが渦巻いているのが見えた。
真っ赤な、回転する、膨大なエネルギー
世界を剥離させるかのような、圧倒的な力の軋み。
思いつくのはたった一つだ。
「あれは・・・ギルガメッシュさんの乖離剣・・・!?」
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ラピュタ上層都市部。
そこで、「光」とギルガメッシュはいまだ戦っていた。
最初、ギルガメッシュはゲートオブバビロンによる投射で「光」を追い詰めて行けば倒せるものだと信じていた。
しかし、そう行くことはなく。
「光」はそれを回避し、時には掴み取って弾き
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