第四章 RE:BIRTH
天空の騒乱
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
内に押し込まれたデンガッシャーロッドをひねり出す。
それは身体を拘束するエネルギーを砕いて脱出するより、はるかに技術と難易度のある力技だ。
拘束を砕かぬよう、それでいて体内のロッドを出すなど、蒔風ですらやったことがない。
そもそも思いつかないだろう。そんなギリギリの境地で、遊ぶかのごとく試してみるようなことなど
「か〜え〜し〜ま〜す〜・・・・・・よッッ!!!」
ギャォッ、ズゴンッ!!!
「光」は手に持ったデンガッシャーロッドを振りかぶり、背後から飛び掛かったアックスフォームに振り返って投げ放ち、彼を壁に打ち付ける。
ロッドは貫通してないようだが、金色の装甲が剥げている。
「な、泣ける強さやな・・・!!」
ゴフッ、と息を吐く電王アックスが、立ち上がろうとして膝をつく。
本当にもうこれ以上はいいや、と栗を歪ませ、首をかしげる「光」。
宣告される。
「その程度?」
しかし
「つまんn」
「ゥオぁあアッッ!!!!」
《ライトニングスラッシュ》
ズガォウッッ!!!
「う、な!?」
背後から飛びあがってきた仮面ライダーブレイドジャックフォームが、「光」の背中を斬り裂くように剣を振りあげながらラピュタ下から飛来してきた。
その奇襲にその一撃を食らう「光」だが、背中はチリチリと煙を上げるだけで全く切り込めていない。
「行くぞ!!」
《エボリューションキング》
「光」の真上、太陽と重なるようにして翼を開くブレイドが、さらにキングフォームへと強化変身してカードを装填していった。
そのラウズカードは、10、JACK、QUEEN、KING、ACE。
手札の名は
《ロイヤルストレートフラッシュ》
「ぇエエエエエえアアアアアアアアアアア!!!」
上空のブレイドの眼前に五枚のエネルギーカードが出現し、それをくぐっていくごとキングラウザーにエネルギーが充填されていく。
落下エネルギーと共にそれを振り下ろすブレイドが、着地と同時に「光」に向かってそれを振り下ろした。
「ッ!当たらないよッッ!!」
最初こそ不覚を取った「光」だが、急降下して振り下ろされたロイヤルストレートフラッシュをバックステップで回避した。
そしてそのステップからとんぼ返り、まっすぐに落り返して着地したてのブレイドに向かって拳を振るいに向かう。
だが
「まだだ!!!」
ブレイドの気合いと共にキングラウザーの輝きが増し、着地の姿勢からそれを「光」に向かって振り上げた。
「うああああああああアアアアアアア!?」
直後、その剣先から黄金のエネルギーが発せられ、強烈な
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ