第四章 RE:BIRTH
巨大要塞侵攻
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空に幾つもの火花が散る。
その正体は、電撃の爆ぜたことによる光。
今、「虚無」を相手にしているのは一刀ではない。
「ライオットザンバー!!」
バルディッシュを大剣の形態に変えたフェイトが、その背から加速開翼システムである魔力翼を生やして「虚無」に肉薄していっていた。
振り下ろされるその剣を、「虚無」は槍で受けて滑り落とす。
そこから一回転して横に薙ぎ、フェイトを叩こうとするがすでにそこに彼女はいない。
《ライトニングスラッシュ》
「ゥォエァアア!!!」
直後、背後から迫る機械音声。そして、気合一閃。
「虚無」の背中を、仮面ライダーブレイドジャックフォームが強襲した。
しかしそれを後ろ蹴りで跳ね上げ、さらに飛来するレールガンを片腕で叩き落とす「虚無」。
御坂美琴が立つのは円形魔法陣の上だ。色は金色。
その隣には、魔法人を展開させているアリシア・テスタロッサがバルディッシュ・ウィングを手に立っている。
「素手で弾かれるとか・・・・そんな冗談みたいのはあのバカだけで充分だってのに・・・・」
ジャラジャラとコインを手にする美琴だが、そうそう撃ち出せるものではない。
また弾かれるのがオチだ。
と、そこに「虚無」の死角から一筋の雷光が迫った。
方向は、真下から。
雷光は、槍に纏わされ。
エリオ・モンディアルのストラーダが、その担い手と共に「虚無」に命中する。
ギャリォッッ!! という硬質な音がして、「虚無」の体が縦回転した。
エリオの槍は確かの彼女の足に当たり、うまくいけばそのまま足一本を破壊することができていたかもしれない。
だが、彼女はそれを察知した瞬間に足の先から槍を出現させていた。
全貌ではなくその切っ先だけしか出ていなかったが、槍に当てさせて回転、威力を殺すには十分だったのだ。
攻撃を逸らされ、上空に向かて飛び出していったエリオは、足元に三角の魔法陣を展開して足場にする。
「エリオ!!」
「クッ・・・・仕損じました!!」
そばによって来るブレイドが、エリオの登場に声を上げた。
「連れてきたのか!?」
「えぇ」
これまで、彼らはここに到着して一刀を引かせてから、攻撃はしているものの何一つとして決定打を入れられていない。
相手の反応速度が速すぎるのだ。
さらには武骨そうに見えて、あの槍のそうとう器用な使い道。
突破力を持つ彼らをしても、いまだにダメージらしいものは入れられてない。
見ると、ラピュタはすでにここにない。
移動し続けているのだから、戦闘が長引けば当然だ。
その巨大な姿はまだ視
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