第四章 RE:BIRTH
巨大要塞侵攻
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界にあるが、相当遠くだろう。
視覚できるのは、巨大すぎるからか。遠近感が狂いそうになる。
しかし「虚無」があちらについて行かないということは、恐らく足止めに成功しているということだ。
というか、自分たちの戦いに成果が見られなければやってられないのが現状だろう。
「こんだけの時間足止めしてるんだから、私たちって相当強くない?」
「いや、ただ単に勝ててないだけじゃないの?」
アリシアが皮肉気味に美琴に聞くが、相手が年上であろうともこの第三位はいつも通りの口調でサラリと答える。
「このままじゃまずいわね・・・・・」
「美琴ちゃん、いい案出してね!!ガンバ!!」
「ガンバじゃないっての!!」
こんな時でもペースを崩さないアリシア。
あのフェイトの姉がこんなお調子者とは・・・・美琴は少し頭を抱える。
だが、ここに勝機がやってきた。
エリオが遅れてきた理由が、ここにある。
「みなさん!!ここから攻めに行きます!!」
エリオが言う先には、フェイトがいる。
そして彼がさすのは彼女ではなく、彼女の展開した魔法陣の足場に立つ少年だ。
その彼は、右手に手をかぶせて目を瞑り、そして準備ができたというようにその手を降ろして瞳を開く。
皐月駆の右目には、金に輝く、劫なる瞳が見据えていた。
「行くぞ・・・・・!!!」
右手に握る、雷切を構える。
彼を中心に、先手が切られる。
これから突破するのは、未来だ。
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巨大空中要塞都市ラピュタは、移動し続けながらその場を都市部に向けてきた。
街並みが近代化されていき、ビルがその移動による風にあおられていた。
場所は、風都。
ラピュタは巨大だが、姿が見えればその行く先の予測は立てられる。
すでに風都市民は避難していた。
空では巨大戦力がその周りを旋回して攻撃を行っていた。
デンライナー、ゼロライナー、キャッスルドラン。
時空管理局はだんまり、そして「EARTH」戦艦・瞬風が落ちてしまった今、これらが現存する巨大戦力だ。
だがその「巨大」もたかが知れている。
「でっかすぎんだろう!?」
『無駄口を叩いている暇はないぞ!!モモタロス!!』
デンライナーを駆るのはモモタロスの変身する電王ソードフォーム。
単体変身だ。今回、少しでも戦力は稼いでおきたい。
その声に対応するのはデネブである。
二機の時の列車は、巨竜城と共に要塞に砲撃を開始する。
「全く揺
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