第四章 RE:BIRTH
漆黒と闇
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、龍騎、アギトである。
更には空を見上げると、そこにはフリードに跨ったキャロに、その後ろに乗る愛紗までいた。
「お前ら・・・・・」
「クラウドさんは下がっていてください!!」
「こやつは我々が。のちの戦いのため、力を温存していただきたい!!」
「だが」
「この人数相手に、戦いたいと思うか?」
「・・・・勘弁願いたいな」
その言葉にクラウドは頷く。
確かに、この人数は自分でも手こずるだろう。
つまり、彼らは「闇」に対して今の自分より負け劣ることはあるまい。
「任せた」
短くそう言い残し、クラウドがその場から消える。
キャロの展開した転送魔法で、近くの陣にまで戻ったのだ。
「ご主人様の方にも数名が向かっているはすだな」
「今回、相手が翼人ならそれを相手にするのも翼人じゃないと対応できないしなぁ」
「いままでは主戦力はあの人たちが潰してきたからね〜」
「だったら、今度は俺たちが!!」
「行くぞ赤銅の「闇」よ。我らの剣、その身に受けてみよ」
一同の中から、セイバーが一歩踏み出て見えない切っ先を「闇」に向ける。
その反応は、見て分かるもの。
煙が噴き出す。
その奥の眼光が、それだけで殺すことができるかのようにギラつく。
踏み出してきた一歩が、地面を陥没させる。
ヌルリとした奇妙な殺気が、彼らの背筋を舐めてくる。
「わ、わたし・・・こういうの・・・きらいです・・・・」
ドモりながらも、拳は堅い。
弱々しい言葉だが、それは言葉だけ。様子はあまりにも重々しい。
「しんで、ください」
「闇」が迫る。
立ち向かうは、それを払いし一団である。
to be continued
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