第四章 RE:BIRTH
蓋 開かれるとき
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く」
「全力じゃないってか?お互いに」
「肯定せり。故に、吾も、其の方も、体を休むる要有りとす」
「休め・・・・だと?」
赤銅の提案。
しかし、その真意は読めず
その言葉に、翼刀は反発し
「俺は休みたくない・・・・・あんたと戦ってると楽なんだ!!辛いことを思い出さなくて済む・・・・闘かッ(ドゴッ)ガフッ・・・」
しかし、赤銅に胴を打たれ、ぐったりと気絶する。
「其の方には、成すべきことが在ろうて。吾が願いを、果たさんが為に」
その体を、赤銅が抱えて上空へ
それを追って、クラウドと一刀が飛び上がっていく。
が、クラウドは空中で雁字搦めにされてから錐揉みで地面に激突。
一刀は力場の大砲のようなものに叩きつけられ、クレーターを作ってその中心に埋まった。
「クラウドさん!!一刀くん!!」
「グぉ・・・お・・・・」
「ゲはっ・・・ガハッガハッ!!・・・・」
その場にはやてとリィンフォースが駆け寄るが、二人は満身創痍。
立ち上がろうとするが、その手足は地面をはうばかり。
呻き声だけで、応答も何もありはしない状態だ。
「夜天乃書・・・・・真なる姿なる也?」
「なに?」
「・・・・気になす事無し。其の方に関わり無き事」
地上の様子を見て赤銅が呟く。
それに反応するリィンフォースだが、それには答えない。
赤銅が、天に手をかざす。
すると、その場に巨大な雲が浮遊してやってきた。
「あれは・・・・・」
その雲は、積乱雲のような形。
大きさにして、高さ十キロはあろうか。
その雲が、晴れていく。
風でもなく
彼女の力場ででもなく
それはその雲の中から、巨大なモノが出てきたことによるものだ。
「ッ・・・・!! なんだ・・・・あれは・・・・」
「都市?・・・・・いや、要塞、か?」
空中都市や浮遊要塞
人によって表現は違うだろうが、それはそういった類の物だった。
空を行く、巨大な物質。
上方は都市のようになっており、下方は尖った岩がむき出しの状態。
その中層に当たる場所には、リング状に岩が均されている。
あまりにも巨大な、要塞都市。
それが、宙に浮いている。
「な・・・・」
「あれが・・・赤銅の翼の戦力!?」
翼刀を抱えた赤銅は、それに向かって飛んでいく。
点ほどにも見えなくなったそれに、一同は唖然とするばかりである。
「あれは・・・・なんなんだ・・・・!!
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