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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
真・四十一話 反逆への狼煙
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」
《神を舐めるなよ?》
「そうだった」
小さな声で全と真耶はそんな会話をしながら学校への道をまた歩き始めた。
そんなこんなで学校へと辿り着き、日課である読書へと耽る全。
「「「「「「「「おはよう!」」」」」」」」
小説を読み始めて少し。聞き覚えのある声がおはよう言ってと教室にやってきた。
なのは達が登校してきたのだろう。全は顔は動かさず目線だけなのは達に向ける。
いつもならフェイト、アリシア、はやて、るい、アリサ、すずかは全に挨拶をしてから自身の席に座る筈なのだが、今回もやはり誰も来なかった。
恐らく彼女達の記憶改変は確実にしているんだろうと全は結論付ける。
分かっていればそこまで動揺もしないので、全は気にせず読書を続けた。
だからこそ、全は気づかなかった。
「「………………………」」
その内の二人の少女が全をじっと見つめている事に。
そして、先生がやってきてHRが始まる。
「橘」
「はい」
「…………橘、後で先生と一緒に来なさい」
「はい」
点呼の際に全は先生に一緒に来いと言われた。今回も呼ばれるとは思っていたが、とりあえず朝のHRを終わってから先生と共に教室を出て、ある教室へと入っていった。
そこは「生徒指導室」。
(ここまで一緒だと流石に寒気がしてくるな……)
先生の後を追って全も生徒指導室に入り、先生と向かい合って座る。
「橘……」
「はい」
「……先生はな、正直混乱している」
「…………はい?」
まさか、第一声が混乱しているとは思わなかったので全は思わず目が点になってしまった。
「あ、あのどうかしたので?」
「いや、な……商店街の方からお前の素行が悪いという話が上がってきたんだが……「そんな事ない!あんなよくできた子供、そうそういない!」とお前を擁護する人がうちに直接やってきたんだ」
「………………………え?直接って…………学校にですか?」
「ああ、対応した教諭も驚いてたよ。うちの一生徒の為に学校にまで来てそんな事ないって言ってくる人がいるなんてってな」
「そう、なんですか…………」
商店街など横の繋がりが大事な仕事などではそれらを気にして、他と違う意見など滅多な事では出せない。なぜならばその人が爪弾き者にされるかもしれないからだ。
にも、関わらずその人は直談判までしてくれた。そんな人がいてくれたんだと全はその人の事を心から凄いと思った。
「で、確認だ。お前、店毎に対応を変えてるなんてないよな?」
「ありません、絶対に。誓えます」
「…………そうだな、お前のそんな瞳を見せられたら先生も何も言えないよ。橘。先生もお前の事を
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