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亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第六十五話 地雷
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向かっている事を知らなければ頷いていたでしょう。

「或いはその逆のパターンも考えられますな。我々が第一艦隊に奇襲をかけた直後に第三艦隊が我々を襲う……」
シェーンコップ准将です。不敵な笑みを浮かべていますが表情だけでなく内心でも面白がっているに違いありません。此処にも根性悪が居ました。

「確かに……。もう一度哨戒を徹底させます。此処は敵地なのだと念を入れましょう」
チュン参謀長の言葉にブレツェリ准将、デッシュ大佐、ラップ少佐達が哨戒部隊に連絡を入れ始めました。それを満足そうに提督と准将が見ています。多分第一特設艦隊の司令部はこれからもヴァレンシュタイン提督とシェーンコップ准将に苛められるのでしょう……。















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