SIDE:A
第十七話
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タが恥ずかしがり屋なため彼女たってのお願いで周囲には伏せているのだ。知っているのは家族であるうちの両親に汐音とクーちゃん。日向家の者たちのみ。
どうする? と視線で問いかけると、顔を赤らめたヒナタは覚悟を決めた表情でコクッと小さく頷いた。
「う、うん。その、実は……。ハ、ハルトくんと、け……けけ、けっ――結婚を前提にお付き合いしてるの!」
「って、そっち!?」
「え、えっ?」
交際のことを暴露すると思ったらまさか婚約のことをぶっちゃけるとは思わなかったです。度胸があるのかないのか……。
何か変なことを言っただろうかと、おろおろするヒナタ。いや、貴女が良いんなら別にいいけど。
『……』
しんと静まり返る屋上。思い思いに昼食を楽しんでいた他の人たちの視線も集めていた。
そして――。
『なんだってぇぇぇ!?』
この日、一番の声が青い空に響き渡った。
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