ガンダムW
1744話
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戻ってきたと何か……恐らく監視カメラか何かで把握したのだろう。数人の人間がこちらに向かって走ってくる足音が聞こえてくる。
人の誰もいない場所だけに、その足音は俺ではなくても聞き逃すようなことはないだろう。
そうしてやがて姿を現したのは……
「アクセル代表、戻ってくるのを待ってました。綾子と五飛もご苦労様」
兵士を率いていたサリィが、俺の方を見て声を掛け、綾子と五飛にも声を掛ける。
そして最後に、言葉には出さないがトロワに向かって目礼していた。
「サリィか。何かあったのか?」
「いえ、特にこれといって報告するような事はありません。ただ、補給物資を置いてくるだけの依頼だったのに、こんな時間まで帰ってきませんでしたから。何かあったのではないかと」
「あー……なるほど。まぁ、そりゃそうか」
補給物資を置いてくるだけなら、それこそ30分……どんなに多目に見ても1時間や2時間程度で終わるだろう。
だが、俺達は結局半日……というのはちょっと大袈裟だが、それに近い時間向こうにいたのだ。
サリィが心配しても当然だろう。
「……まぁ、アクセル代表の身に何かあるとは思っていませんでしたけど」
「だろうな」
サリィの言葉に苦笑を浮かべてそう帰す。
実際、この世界で俺をどうにか出来るような代物は存在しない以上、心配はしても無駄だろう。
……ああ、でも凛と綾子なら魔力を使って行動出来るし、そうでもないのか?
そんな風に考えながら、俺はサリィに向こうで何をしてきたのかを説明するのだった。
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