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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0084話『今日は何の日? 記念の日だよ』
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秋月は今日という日をなにも知らされずにただただ照月と初月に午後になって、いきなり捕まって連行されていた。
どこかに案内されるのかも分からず少し不安な気持ちになっていた秋月。
それで秋月は二人に聞くことにした。

「……ね、ねぇ? 照月? 初月? 私をどこに連れて行くの? こんな目隠しまでして……」

そう、今現在秋月は照月と初月にいきなり廊下で出合い頭に捕まったと同時に目隠しをされてどこともしれない場所へと連行されていたのだ。
それで照月は少し苦笑を浮かべながらも、

「秋月姉……? ほんとうに今日は何の日か分からないの……?」
「そうだぞ秋月姉さん。そうだとすると提督も悲しむぞ?」
「どうしてそこで司令の事が出てくるの……?」

本当に分かっていないらしい秋月の反応に照月と初月の二人は鈍感な姉に対して溜息を吐きながらも、

「もう……これじゃ提督が可愛そうだよぉ」
「ふむ。まさか秋月姉さんがここまで忘れっぽい性格だとは思っていなかったな。普段はよくボク達の事を気遣ってくれるのだけどな」
「そうだよねぇ……」

それで二人はまたしても溜息を再度吐く。
さすがにそんな反応をされては秋月も少し考えないといけないなと思って悶々と今日の日の事を考え始める。
果たして何の日だっただろうか……?そう「むむぅ……」と唸り声を上げながらも考え始めても中々答えが出てこない。

「秋月姉……? もう思いつかないならそのままでいいよ? それならそれで好都合だし……」
「ま、待って! すぐ! すぐに思い出すから……ッ!」

そう秋月は粘るけどそこで初月が一言。

「もう諦めるんだな。秋月姉さん」

そう言って秋月は感触からしてなにかの椅子に座らされる。
そして次の瞬間に、

『今日はなんの日ーーーー!?』

マイクで喋っているのだろう子日の大音量の声が響いてきた。
そして一斉に周りから声が上がる。

「「「秋月の進水日と提督の誕生日の日と二人がケッコンカッコカリした日だよー!!」」」

というこの鎮守府に所属している艦娘のおそらくすべての声が轟いてきた。
それは照月と初月も呼応して一緒に言葉を発していたので近くで聞いていた秋月は、

「え、え、えぇぇえええ!?」

という驚きと同時に情けない声を上げていた。
それで照月に目隠しを外してもらいながらも、

「そういうわけで秋月姉。進水日おめでとう!」
「まぁ、そういうわけだ。おめでとう秋月姉さん」

それで改めて秋月は目隠しを外してもらった後に周りを見回すとそこはいつもの宴会場で周りには艦娘達がぎっしりと宴会場を埋め尽くしていた。
そして隣を見れば提督が笑みを浮かべながら秋月の隣に座っていた。
秋月はそ
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