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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第10話 もう一人の転生者
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させた技。
「川神流……」
故に『必殺』、必ず相手を打ち倒すその技は……
「無双正拳突き!!!」
見た目は力を込めた只の正拳突き。しかし、前世では武神である川神百代、その祖父、川神鉄心に師範代のルー師範代や釈迦堂さんが使用した、技の基本にして完成系だ。
放った正拳突きは相手の鳩尾へと吸い込まれ、相手に直撃する。更に、レンを通して電流が流れ、拳の衝撃と電流がヤツの体を駆け巡った。
「っ……!」
ダァァァァァァン!!
相手はそのまま近くの壁に叩きつけられる。やがて相手は力尽きるように倒れた。体には紫電が走っており、数秒間の間、痙攣していた。
「……やり過ぎたか?」
『問題ありません。仕掛けてきたのはあちらです』
「そうだけどな……」
『マスター、如何しますか?理由があるとはいえ、突然襲って来ましたが』
そう、そこが少し問題だよな。また襲って来ると厄介だし……
『もし、始末することを考えるならば、今しかないかと』
「始末、ねぇ……」
『待て』
レンと相談していると、相手の刀が発光を始めた。それはレンと同じように光はやがて強くなり、辺りを包んだ。
光が治まると、目の前には赤と黒を基調とした褐色の肌をした白髪の男が立っていた。
(こっちはFate/stay nightのアーチャーかよ……)
「すまないが、これ以上私のマスターへの危害は加えないで欲しい」
『そちらから攻撃しておいて、何を今更』
「それについては私が謝罪する。それで済まされるとは思ってはいないが……どうか、頼む。この通りだ」
そう言ってアーチャー似のデバイスは頭を下げた。
……まぁ、一応聞きたいことがあるし……
「……いいだろう。これ以上の攻撃はしないと約束しよう」
『マスター!?本気なのですか?』
「実際、聞きたいことは山ほどある。それを聞き出さないとな」
『ですが、また襲ってくる可能性もあります。何より、それではマスターにまた危険が「レン」……!』
「レン、お前の言い分はわかる。大丈夫だ。また襲ってきたなら、次は容赦しないから、遠慮なく斬るよ」
『……わかりました』
「ん……あと、心配ありがとうな。レン」
『いえ……当然の事です』
レンの心遣いに感謝して、俺はアーチャーへと向き直る。
「おい、今言った通り俺はお前達とこれ以上戦ったりはする気はない。……ただし、1つ条件がある」
「……なにか?」
「そいつに話を聞きたい。もとい、俺はハーレムとかには興味は無い。それに、神さまからの仕事もあるからな。直接聞いて見極めたい」
「……それでマスタ
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