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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第10話 もう一人の転生者
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とレンは帰路に就く。相手はそれを追跡してきた。
「レン、すぐそこの路地に入ろう。相手が仕掛けてくるならそこだろう」
「イエス、マスター」
俺とレンはすぐ近くの路地に曲がった時、追跡者の気配が一気に近づいて、殺気と共に日本刀が鞘ごと殴ってきた。
???side
バシィィィィィン!!
路地に入った直後、俺は奴に一気に接近してスパーダを鞘ごと叩きつけた。これで相手は気絶した筈だ。
「……いきなり後ろから闇討ちか?随分と卑怯だな?」
「なっ!?」
相手は腕で鞘をガードし、こちらを睨んできた。
「せやッ!」
「ぐ…!?」
相手はスパーダを弾くと、蹴りを放つ。俺はスパーダの一撃を確信していたため、その蹴りを食らって距離をとった。
「立てよ。お前には聞きたいことが山ほどあるんだ」
「が……は…!」
なんだコイツ……ただ蹴られただけで何で息が苦しい!?
「マスター、反応がありました。この者も転生者です」
……『も』?この者もって言ったか?そうか、ならこいつは……!
悠里side
「うぉぉぉぉ!!」
「っ!?」
相手は激昂して日本刀を横薙ぎに振った。俺は後ろに飛んで避ける。相手は立ち上がりながらこっちを睨んできた。
「そうか……お前、転生者だな……?なのはに近づいてハーレムでも作るつもりなんだろ?」
「……は?」
オイオイ、なんでそうなる?っていうか、俺がなんでハーレムなんて面倒な事しないといけない?
「お前みたいな奴がいるから、可笑しくなるんだ……そんな事、させるか……」
「おい、ちょっと……」
「させるものかぁぁぁぁぁ!!」
「聞く耳ねぇぇぇぇ!?」
以上、ここから冒頭に戻る。
戦うしかないなら、やることは一つ!
「来い、レン!」
「イエス、マスター!」
レンがデバイス形態になり左腕に巻きつく。だが、俺にバリアジャケットは展開されることはなかった。
「テメェ、なんの真似だ?なんでバリアジャケットを展開しない!?」
「悪いが、俺のデバイスはそういう仕様でね。大丈夫。負ける気しねぇから」
「舐めんじゃねぇぇぇぇ!!」
相手はこちらへ鞘に刀を納めた状態で突進してきた。しかし、怒ってるためかその動きは単調で予測するのは容易い。
「ウラァッ!」
「ふっ!」
抜刀からの一撃、走り込んでからの一撃だから威力こそ大きいが、当たらなければどうということはない!
(抜刀からの攻撃と言うことは……コイツは抜刀術の使い手か)
だが、スピー
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