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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
73路チュー
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突然湧き出した鳥か昆虫の仲間だとか、過去に存在したと思われる地を這う竜に蝙蝠のような羽を植え付けたキメラ、ヴァンパイヤやサッキュバスのように魔力で飛行するように改造されたキメラ、さらにそれらを交配させた間違った生き物だと思い至っていた。
 文献にリッチーになる手段はあったが、普通の人間がドラゴンになるような方法は存在せず、そのような実験が行われた形跡も見つけられなかったので、人類より遥かな高位の者が、この世のヒエラルキーを作成して、天使、エイシェントドラゴン、魔獣など、生命として存在してはならない物を禁呪のような物で創り上げたのだと結論付けた。
 そして魔法すら通じない敵に通じる魔法、禁呪を求めて探し続けたが、それらの禁書に触れることすら叶わず現在に至った。
 ドラゴン族を製造した人物は目の前にいた。
 魔法自体は天に与えられた理だと信じていて、天使に作られて管理されている物件だとは思いもしなかった自分が哀れにも思えた。

「人類は細い道を通ってでも、凍った山や大地を駆け抜けてでも、新大陸を探して惑星上を巡るが、お前達は翼があるにも関わらずそうしなかった。ドラゴンには150メートル以上上空を飛べるように設定したが移動しようとしない、本能的にそう書き込まれているのだろう」
 ドラゴンを複数の箇所に配置してスタートしても、個体数が増えるのも維持するのも時間が掛かり過ぎ、全惑星を制覇するには至っていなかった。
 これが現在の支配地域の地図で、その間も争って戦って、人類側では大局が見えない貴族と腐敗官僚が横領を続けて、軍の幹部も補給物資を横領して時間を潰して負けを加速させ、お互い剣と魔法だけで戦う。
 後方で新兵器が発案されないよう、硝石と火薬、ライフルと大砲が出現しないように見張り、最前線だけで戦争が起こる。破局戦争ではない。
「ドラゴンはそんなに巣分けは出来ないわ、人間ほど多産じゃないし、育てないで卵を産みっぱなしにする生き物に近いし、鳥ほど命がけで子育てはしない。小さい子を溺愛するのは人化の術が使える人間に近いドラゴン種だけ」
 ドラゴン社会にもヒエラルキーが存在して、使役されるだけの飛竜や火龍は卵を産みっぱなしにするので人間が育てて飼い慣らす。
 腕の有り無し以外では判別しづらいが、知能を持って言葉を話して魔法も使い、人化しているのが基本形の一部だけが支配階層になる。
「お前達は亜人に翼竜の翼を付けて竜に変化も可能なキメラで、鳥頭の爬虫類共とは構造が違う。人類と交配は出来ても、言葉もない下等な竜種とは交配すらできない、竜の進化系ではない人間側の生物だ」

 その天敵である魔獣とか妖魔の類は、もっと存在するはずがない生命を試験管の中で誕生させた物で、天使や女神は生命ですら無い永遠の命を持つ機械が皮膜のように命を纏っている。
 そ
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