暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic39おかえりなさい〜Rebirth〜
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の中で、一番の出来やったって自負してる。
『強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール・・・、リインフォース』
あまりの懐かしさに鼻の奥がツンとする。あれから10年、それともまだ10年。アインスが旅立って今日まで、ホンマに多くの出来事があったな。
「なあ、アインス。話したい事、聴いてほしい事、たくさんあるんよ」
目を閉じて、両手を胸の前で組む。楽しい事も苦しい事も、いろいろな出来事があったな〜。思いを馳せ終えて目を開けたところで、「ここは・・・」また場所が変わってた。私が居るのは「海鳴市の私の家・・・」やった。
「うわぁ、懐かしいな〜♪」
ミッドに引っ越すことになったから、後ろ髪を引かれる思いやったけど引き払った生家や。門から庭へと入ってくと、「アインス・・・!」が居った。縁側に座って幼い私やルシル君、リインとお茶してる光景。
「(そんな日もあったな〜)・・・ん?」
アインスが時折、私を見てる気がする。そやけど、そんなわけないって笑う。これは夢やもん。いや夢やからそんな事があるんかもしれへんな。って思うてたら、アインスが私の方へと歩いて来た。
「アインス・・・?」
私の前で立ち止まったアインスはとても綺麗ない微笑みを浮かべて、私の頭を優しく撫でてくれた。
「アインス!」
ハッとすればそこは六課の寮の自室で、「あ・・・」ベッドの上やった。すぐにベッド側のナイトテーブルの上に置かれてるお出かけバックを覗き込む。リインが起きてへんようでホッと安堵。2人が起きひんようにベッドから降りて、鏡台の上にある宝箱を開ける。
「アインス・・・。私に何か伝えたい事、あったんか・・・?」
鎖が通された待機形態の“シュベルトクロイツ”の両側には指輪が2つある。ソレは夏祭りの露店でルシル君に買った貰ったもので、1つは私、もう1つはアインスの物や。
「・・・夢でもええからもう一度逢いたいな・・・」
そう願いを込めて“シュベルトクロイツ”を首に掛けた。それから日の出までぼうっと過ごした。そんでいつも通りの身支度を始める時間になったところで、髪の毛を櫛で梳いて、局の制服に着替えて、鏡で身嗜みをチェック。
「よしっ」
人の前に出ても恥ずかしないことをしっかり確認。ちょう前に起きたリインも「準備バッチリです!」って宙を舞って私の元へ来た。2人で部屋を出て、まずは食堂へ。食堂に行くまでにシグナム達やなのはちゃん達と合流して「おはよう〜♪」って挨拶を交える。食堂に着いて、カウンターから朝食が乗せられたトレイを受け取って、いつもの席に着いてく。私、リインがまず着いて、残りの2席は私の大切な人が座る。
「おはよう〜ございます!」
そんなところに元気な挨拶が食堂に響いた。入口を見ればフ
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