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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic39おかえりなさい〜Rebirth〜
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ュー!」
「うんうん」
「そうか・・・。っと、アレだアレだ」
見えてきた上階への点検口の真下に着き、両手を付いて立ち上がりつつ点検口の扉を押し上げて開く。まずは俺が出てリネン室内に入り、室内を隈なく確認、次に廊下への扉を薄ら開けて周囲を確認。誰も居ないことを確認して、「デルタ、イプシロン。いいぞ」と声を掛ける。
「ふぅ。思ったより埃っぽくないから良かった」
「ここは俺の精神世界でもあるからな。常に最適な環境に保たれるようになっているんだよ。・・・とりあえず、ブランケットを羽織っているといい」
リネン室を目指した理由がこれでもある。羞恥心をある程度有しているらしい彼女たちを、いつまでも水着一丁で放置というわけにもいかない。2人は「ありがとう」と受け取り、デルタはパレオのように腰に巻いて下半身を隠し、イプシロンはケープのように羽織って胸部を隠した。
「さて、これからどうし――」
そこまで言いかけたところで「見ぃ〜つけま〜した♪」と、キィーと木の軋む音を発しながら扉が開いた。ハッとして振り向けば、「ゼータ姉様・・・!」とイプシロンが声を震わせて呼んだ。
(ゼータ。確か、フォルセティによって殺害された少女だったよな・・・)
「デルタ姉様、イプシロン姉様。よくも逃げてくださいましたね。おかげで私はもちろん、アルファ姉様も、ベータ姉様も、ガンマ姉様も、それはもうあられもないお姿に・・・」
ゼータはその艶やかな黒髪に合う和服姿なんだが、和服は和服でも花魁みたくなっていて、両肩を露出している。デルタが「なんでバレたし!」と俺を睨みつけてきた。
「いや、俺もよく判っていないんだが・・・。誰かに見られていた・・・?」
「正解! しっかり見ていたぞ〜、ルシル!」
どこからともなく聞こえてくる第三者の声。しかし目に見えているのは、「お尻見えちゃうから〜!」と喚くデルタと、「あわわわ!」と慌てふためくイプシロン、そして「この程度の辱めなど・・・!」と、2人のボトムを引っ掴んでいるゼータ。もうひどい混乱だ。
「こっちだ、こっち」
声のする方を見れば、「あぁ、君か、マサムネ」が居た。手の平サイズの小さな女の子で、銀髪ツインテールに眼帯という出で立ちの、スクナと称される神の末裔の1人だ。
「久しぶりだな、ルシル! マサムネがずっと見ていたからな、お前のこと!」
「・・・君も大変な目に遭っているようだ」
「・・・うん」
マサムネもまた、着せ替え人形の如くゴスロリ衣装を着せられていた。彼女も犠牲者の1人というわけだ。
「ゼータ。デルタとイプシロンは捕まえられた?」
「あ、はい。アルファ姉様」
次に姿を見せたのはウェディングドレス姿のアルファだった。彼女は俺に
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