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MS Operative Theory
内部図解
MSの操縦訓練A
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RX-055(バウンド・ドッグ)用シミュレーターが置かれていた。

■MSのコックピット

 MSのコックピットを、シミュレーターとして代用するもの。基本的には据え置き型と同じだが、MSをそのまま使用するため、専用のシステムを必要とせず、余剰スペースが少ない艦艇などに適する。

▼RX-78NT-1(アレックス)

 一年戦争末期、リボー・コロニーで調整中だったアレックスのコックピットがシミュレーターとして利用された。全天周囲モニター搭載機だったため、シミュレーターへの転用が容易であったようだ。

▼RGM-89(ジェガン)

 地球連邦軍主力MSRGM-89(ジェガン)のコックピットは、事前に行った戦闘データを反映させたシミュレーターとして利用できた。これは軍事機密であったとされるが、この時期のMSの標準的な機能だと思われる。


??実機を挙動させての訓練??

 MSの実機に搭乗して行う訓練で、シミュレーターでは再現しにくいGや衝撃を体験できるだけでなく、戦闘時のパイロットの疲労度なども計測できる。初期には歩行やジャンプなどの基本動作を訓練するが、段階を追うごとに実戦に近い訓練となり、最終的にはMS同士の模擬戦となる。模擬戦ではペイント弾を使用するか、ロックオンのみとなるケースが殆どである。対戦相手は、実機だけでなくコンピューターで再現されたデータであることも少なくない。

■実機を使用した訓練

 実記を用いた単独操縦訓練や、実機同士の模擬戦。訓練初期には、複座コックピットを搭載した訓練用MSが使用されるケースが多く、パイロットは教官と共に搭乗する。模擬戦は、安全性を考慮してペイント弾やロックオンのみを行う射撃戦が殆どだが、実弾を用いるケースも有る。

▼サウス・バニング大尉とコウ・ウラキ少尉の模擬戦

 U.C.0083に行われたバニング大尉(RGM-79N(ジム・カスタム))とウラキ少尉(RX-78GP01Fb(ガンダム試作1号機))の宇宙での模擬戦。相手をロックオンする型式を採った訓練であった。

▼ロベルト中尉とカミーユ・ビダンの模擬戦

 ロベルト中尉(RMS-099(リック・ディアス))と軍属のカミーユ(RX-178(ガンダムMk-U))の模擬戦。模擬戦専用の兵装が使用されたが、クワトロ大尉機が乱入したために実弾が使用されている。

■シミュレーションによる訓練

 模擬戦の一種だが、対戦相手は実機ではなく、実働中のMSのコックピットに表示されたデータである。実機同士が行う模擬戦と異なり、接触や誤射による被害が無く、比較的安全な訓練だと言える。実際にMSを挙動させるため、実戦に近い感覚で訓練できる点もメリットとなっている。

▼クワトロ・バジーナ大尉対データ版シャア・ア
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