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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第614話】
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「む、ぅ……良いだろう」
「私も良いよ? 後でメールで送ってね?」
そうと決まった所で撮ろうとするが、ついさっきシャル達の着物姿を撮ったという事もあり、何か一つアクセントが欲しいと思ってしまった。
「三人とも、ちょっと待っててくれるか?」
「え? 良いけど……どうしたのよ、ヒルト?」
「あ、ちょいトイレ行きたくなっただけだ」
「あ……そ、そうなんだ。 なら早く行ってきなさいよ」
三人置いていくのも気にはなるが、俺は一路商店街へ。
あまり時間を掛けては色々不味い為、近くの店を見て回る――何かアクセントとして良いものがあればと探して回ると帽子とアクセサリーを売っている小物店を見つけた。
帽子はニット帽やテンガロン、キャスケット帽等様々な物があり、アクセサリーはまさしく土産物、剣を象った物や小さなパワーストーンの付いたペンダント等様々な物があった。
「……鈴音も箒も二人とも帽子はベレー帽だな、未来も色違いで良いだろう。 後はアクセサリーだが……」
赤と白のブレスレットと銀のブローチに小さな水晶のイヤリング、それらを選ぶと俺は購入した――諭吉さん二枚飛んでいったが、仕方ないだろう。
生徒会から幾らか貰ってはいるが、視察費だからこういった私用に使うわけにはいかなかった。
タブや値札等は店で切ってもらい、俺は小走りで戻る――。
「ヒルト、遅かったけど大丈夫?」
「あんた、身体冷えたとかじゃないの?」
「む? ならあまり無理はしない方が良いだろう。 写真を撮ったら何か暖かいものを飲むといい」
三人とも心配したのか声をかけてくれた、買ったものを後ろに隠してる俺は軽く笑顔を見せる。
「ん? 大丈夫だ。 ……それよりもさ、携帯で撮るのに制服姿だとアクセントがちょっと足りないかなって思ってさ。 ……ジャーン! ベレー帽色違い&アクセサリーでワンポイントもいいかなって思ってな」
赤のベレー帽を箒に被せ、赤と白のブレスレットを手渡し、鈴音には黒のベレー帽を被せ、銀のブローチを渡し、最後の未来には白のベレー帽を斜めに被せ、水晶のイヤリングを渡した。
突然のプレゼントに戸惑い、嬉しさからか笑顔が溢れる。
「あ、そ、その……」
「え、えっと……あ、ありが、とう」
「う……ま、まさかプレゼント貰えるなんて思ってなかったから……嬉しい……」
「うん、これならアクセントとして悪くないだろ? ほら、着けて撮ろうぜ?」
俺がそう言うと各々アクセサリーを着ける――と。
「そ、その、ヒルト。 お金の方は大丈夫なのか?」
「そ、そうよ。 代表候補生になったっていっても支給される
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