第五章
[8]前話
「お母さんもそう思ってるわ」
「そうだよね」
「これで一件落着ね。それじゃあね」
「うん、今からだね」
「お買いものに行きましょう」
是非にというのです。
「洋ちゃんもうんこをしたし」
「そうだね、じゃあね」
「今からね」
二人でほっとしたお顔でお話をしてでした、そのうえで。
お母さんは洋司を連れてお買いものをしました、そして晩御飯の後で、です。
お母さんはお仕事から帰って来たお父さんの夏貴にです、お昼のことをお話しました。するとお父さんは洋司を見て言いました。
「よく頑張ったな」
「うん、僕最後まで頑張ったよ」
洋司はお父さんに笑顔で答えました。
「ちゃんとね」
「それは何よりだ」
「漏らさずにね」
「お母さんもな」
お父さんは今度はお父さんに言いました。
「頑張ったんだな」
「どうなるかって思ったけれど」
「そうだよな、本当にな」
「危なかったわ」
その時のことを思い出すと今も真っ青になります。
「あと少しでね」
「話を聞いてたらそうだな」
「それがね」
何とかというのです。
「助かったわ」
「こうしたことは誰でもあるな」
「その誰でもあることがね」
「大変だからな」
「そう、けれど何か間に合ってね」
それでというのです。
「本当によかったわ」
「全くだ、とにかく大変だったけれど」
「間に合ったからほっとしてるわ」
心からと言うお母さんでした、そして出来れば誰にももう二度とこうしたことは起こって欲しくないとも思いました。ですがこのことは三ヶ月程すると殆ど忘れてしまってです、実は今度は自分一人でお買いものに行っている時にそうなってしまい危うくとなるのでした。こうしたことは本当に誰もが何処でもなり得ることなので。
うんこがしたい 完
2017・3・13
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