第四章
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お母さんは洋司の手を取ってでした、駆けつつ言いました。
「いい?今からね」
「うん、おトイレにだね」
「行くわよ」
「今度こそだね」
「そう、行けるわ」
そのおトイレにというのです。
「これでね」
「それじゃあ」
「そう、行こう」
こう言ってです、実際にでした。
お母さんは洋司を連れてそうして駐車場からショッピングモールに行きました。ですが駐車場の外れにあって駆けるとです。
お尻の方が刺激されてです、洋司は青いお顔で言いました。
「これ以上駆けたら」
「出そうなの?」
「危ないのかも」
「もうちょっとなのに」
「御免、これ以上動いたら」
洋司は自分のお尻に両手を当てて言います。
「本当に」
「わかったわ、お母さんの背中に乗って」
お母さんは咄嗟に洋司に言いました。
「おトイレまで運んであげる」
「うん、それじゃあ」
洋司はすぐにお母さんの背に乗りました、お母さんは我が子をおぶってそのうえでモールまで必死に駆けました。
そしてでした、本当に何とかです。
ショッピングモールまで着いて必死におトイレを探して回りました、洋司はその間苦しいお顔をしていましたが。
何とかおトイレの場所を見付けてでした、その中で。
洋司はうんこが出来ました、そして終わってからほっとしてお母さんに言いました。
「何とかね」
「漏らさずに済んだのね」
「うんこしてきたよ」
お母さんにほっとしたお顔で言いました。
「それも一人でね」
「よかったわね」
「うん、危なかったよ」
「漏らさなくてよかったわ」
お母さんもほっとしたお顔になっています。
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