ガンダムW
1742話
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なく頷き、五飛は不承不承頷く。
そんな2人を見ながら、俺は足を踏み出す。
「よし、ならシャドウミラー出撃だ。ああ、そっちの気絶しているエアリーズのパイロットは逃がしたりするなよ」
その言葉と共に、一気に前に出る。
だが、トレーズ派の面々はそんな俺の姿を目にする事は出来なかっただろう。
瞬動を使った俺を捉える事が出来るのは、そもそもこのW世界に何人いるのやら。
ともあれ、一気に敵が盾にしている装甲車の前に到着すると、そのまま無造作に蹴る。
腰を入れてとか、捻りがどうとか、当てる場所がどうとか……そういう技術的なものは一切抜きにして、適当に蹴る。
だが、その蹴りがもたらした効果というのは、大きい。
何しろ、向こうが盾にしていた装甲車が10m近く上まで飛んでいったのだから。
そうして残ったのは、装甲車を盾にしていた筈が、いきなりその盾がなくなってしまったトレーズ派の兵士。
唖然と、何が起きたのか全く分かっていない様子の者達に対して、軽く拳を入れていく。
敵なら容赦なく殺した方がいいのかもしれないが、レジスタンス達にとっては情報的な意味だったり、人質的な意味で捕虜にした方がいい筈だ。
であれば、レジスタンスに恩を売るという意味でも、こっちの方がやりやすい。
そうして意識を失った者達を、そのまま持ってズイーグの方まで運び……その途中で綾子が戦車を開きにしている光景を目にしたりする。
それでいながらパイロットを殺していないのは、さすがと言うべきか。
ともあれ、俺と綾子の参加により戦闘は呆気なく終了するのだった。
そして結果として、俺が提案した基地の奇襲が決定したのも当然だったのだろう。
……俺が蹴り飛ばした装甲車の乗員が生きていたのは、半ば奇跡のようなものだったのだろうが。
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