第24話
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の次男の命は奪わずにレン達メンフィルに助命した上敵国であるエレボニアとの戦争を和解という形で導いた一方、”報復”としてユミル襲撃に関わった関係者達を殺したリィンお兄さんはまさにエレボニアに対して優しさと厳しさを備えているから、エレボニアの内戦を終結させる部隊の”総大将”として相応しいでしょう?内戦を終結させる為には時には寛大な心遣いを、時には非情な決断が必要なのだから。」
「それは……………」
レンの正論に反論できないラウラは複雑そうな表情をし
「それとリィンお兄さんは”Z組のメンバー兼リーダーとしての候補”にも挙がっていたのだから、まさに”Z組”を指揮下に置く”特務部隊”の総大将として相応しいでしょう?」
「ええっ!?」
「彼がオレ達Z組―――それもリーダーとしての候補に………」
「……………」
驚愕の事実を知ったエリオットは驚き、ガイウスは目を丸くしてリィンを見つめ、エマは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「そ、そう言えばさっきレン皇女殿下はリィンさ――いえ、リィン特務准将の出自についてオリヴァルト殿下と教官も知っているって仰っていましたけど、もしかして彼の出自を知っていた理由は……!」
「…………ええ、リィン特務准将は”Z組”のメンバー兼リーダー候補だったからZ組の担当教官であるあたしにも当然彼の詳しい情報が回っていたのよ………」
「まあ、色々と複雑な理由があってリィン君のZ組―――トールズ士官学院への留学の話は結局白紙になってしまったんだけどね………本当なら君達には絶対に知って欲しくなかったんだよ………」
「やっぱり殿下達がリィン特務准将の事について知っていたのは、”Z組”に関係していたからだったんですね………」
「もし、本当に貴方もトールズ士官学院に入学できていたら私達のクラスメイトになって、私達と一緒にエレボニアでの様々な出来事に関わっていたのね………」
「…………………」
「お兄様………」
ある事を思い出したマキアスに視線を向けられたサラ教官とオリヴァルト皇子はそれぞれ重々しい様子を纏って答え、複雑そうな表情をしたトワとアリサに視線を向けられたリィンは目を伏せて黙り込み、その様子をセレーネは心配そうな表情で見つめ、Z組の関係者達はトワ達のようにそれぞれ複雑そうな表情で黙り込んでリィンを見つめていた。
「……レン君、リィン君を”Z組”を直接指揮下に置く”特務部隊”の”総大将”にした理由の一つはもしかして私への嫌がらせも含まれているのかい?」
「うふふ、さすがにそれは勘ぐり過ぎよ。―――まあ、レンから言わせてもらえばリィンお兄さんがZ組―――トールズ士官学院に留学しなかったのは正解だったと思うわよ?何せ、トールズ士官学院に入学していたらリ
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