第23話
[1/10]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜パンダグリュエル・パーティーホール〜
「な――――――」
「何だとっ!?」
「な、”Z組”のみんなが”特務部隊”の直接指揮下に入るって事は……!」
「”Z組”はこれからメンフィルに従って活動しなければならないと言う事だろうね………」
レンの答えを聞いたオリヴァルト皇子は絶句し、トヴァルは信じられない表情で声を上げ、ある事に気づいたトワは悲痛そうな表情をし、ジョルジュは重々しい様子を纏って呟いた。
「ど、どうして僕達”Z組”が”特務部隊”―――メンフィル帝国の指揮下に入らないといけないんですか……!?」
「うふふ、これでもレン達メンフィルは”Z組”の事をそれなりに高く評価しているのよ?何せガレリア要塞を含めた帝国の一部で起こった”帝国解放戦線”によるテロ活動を未然に防いだという功績があるしねぇ?」
「!?何でメンフィルがガレリア要塞の件まで知っているのよ!?あの件は箝口令が敷かれていて、外部に漏れないようにしていたはずよ……!」
エリオットの疑問に対して答えたレンの説明を聞いてある事に気づいたサラ教官は血相を変えて声を上げた。
「あ……っ!」
「大方、今回の両帝国の戦争に勝つ為の諜報活動で知ったんじゃないの〜?」
「正解♪うふふ、レンも驚いたわよ?何せ”西ゼムリア通商会議”にはレンも参加していたから、Z組のみんなが阻止してくれなかったら、”鉄血宰相”と一緒に女神の下に行っていたかもしれなかったし。」
サラ教官の言葉を聞いたアリサは声を上げ、疲れた表情で呟いたミリアムの推測に頷いたレンは小悪魔な笑みを浮かべた。
「”西ゼムリア通商会議”にレン皇女殿下も参加なさっていたのですか…………」
「そう言えば”西ゼムリア通商会議”でカイエン公もそうだけど、”鉄血宰相”も政治的ダメージが受けたけど、もしかしてあの件も”殲滅天使”の仕業?」
レンの話を聞いたラウラは驚きの表情で呟き、ある事に気づいたフィーはジト目でレンに訊ねた。
「うふふ、あの件を主導したのはレンじゃないわよ。―――話を戻すけど、アルフィン皇女達が”Z組”まで何故特務部隊の指揮下に入らなければならない事を訊ねた際にガレリア要塞の件も含めて説明したから、和解調印式に参加した人達もガレリア要塞の件を知ってしまったわよ?」
「なっ!?と言う事はアリシア女王陛下達もガレリア要塞の件をご存知なのですか……!?」
「”西ゼムリア通商会議”には女王陛下の跡継ぎであるクローディア王太女殿下も参加なさっていましたから、最悪リベールはガレリア要塞の件でエレボニアに対して賠償や謝罪を求めてくるかもしれませんわね………」
「そ、そんな………」
レンの説明を聞いてある事に気づいたクレア大尉
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ