第23話
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は厳しい表情で声を上げ、シャロンの推測を聞いたマキアスは表情を青褪めさせた。
「うふふ、その点については安心していいわよ?アリシア女王は和解交渉の時にガレリア要塞の件を知った際、リベールはこれ以上エレボニアに追い討ちをするような事はしないって言っていたからガレリア要塞の件を持ち出して国際問題にはしないと思うわよ。―――まあ、問題にはしなくてもエレボニアはリベールに対して大きな”借り”ができてしまったけどねぇ?」
「それは…………」
「ただでさえ、エレボニアは”百日戦役”の件でリベールに対して大きな”借り”があるのだから、今後のエレボニアの国際的立場はリベールより下になる事は確実でしょうね。」
「セリーヌ!」
レンの推測を聞いたアルゼイド子爵は複雑そうな表情をし、静かな表情で呟いたセリーヌの推測を聞いたエマは声を上げてセリーヌを睨んでいる中その場にいる多くの者達は複雑そうな表情や辛そうな表情で黙り込んでいた。
「………レン皇女殿下。確かにオレ達”Z組”は自分達だけで、今まで起こった帝国各地の事件を解決した訳ではない上、”機甲兵”1体を戦闘不能に陥らせる事が精一杯であったオレ達がメンフィル帝国の役に立てるとは思えないのだが………」
「”Z組”を指揮下に置く事に関して戦力面では一部の人達を除いて最初から期待していないわよ。”Z組”が特務部隊―――いえ、アルフィン皇女指揮下の下で戦ってもらうだけで、貴族連合軍と正規軍に貴族派と革新派は派閥争いを止めて”アルノール皇家”主導の下で今後のエレボニアを支えるという意思表示を示す”旗印”になるから”Z組”を指揮下に置く事をメンフィルは判断したのよ。」
「『Z組が貴族派と革新派は派閥争いを止めて”アルノール皇家”主導の下で今後のエレボニアを支えるという意思表示を示す旗印になる』ってどういう事なんですか……?」
ガイウスの疑問に答えたレンの説明を聞いてある事が気になったトワは不安そうな表情でレンに訊ねた。
「あら、Z組には”革新派”は”鉄血宰相”に次ぐ”革新派”の有力人物である帝都知事の息子と”鉄血の子供達”が在籍しているし、”貴族派”は”四大名門”の一角である”アルバレア公爵家”の次男が在籍している上、両派閥にも所属していない”中立派”はエレボニアでも5本の指に入ると言われている武人にしてエレボニアで双璧を誇る武術―――”アルゼイド流”の伝承者である”光の剣匠”の娘が在籍しているのだから、”貴族派と革新派が派閥争いを止めてアルノール皇家主導の下で今後のエレボニアを支えるという意思表示を示す為の旗印”としてピッタリでしょう?」
「そ、それは……………」
「…………………」
「あ、あんた達……!この子達を政治利用す
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