世界の米料理・パエリア編(2)
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「はいよ、『チキンパエリア』お待ちどうさん」
それに合わせる為に酒を注いでやる。パエリアはスペイン料理だからな、スペインといえばワイン。今回はスペインを代表するワインベースの果実酒、サングリアを準備した。
サングリアってのはワインにフルーツを漬け込んで甘くしたスペイン・アンダルシア地方の名物だ。渋くて酸っぱい赤ワインも、果実の甘味で飲みやすくなる為にワインが苦手な奴だとか、アルコールに弱い人にもオススメだ。どっかのロリコン戦艦にもこれを飲ませてやれば良かったか、と思ったりもしたが……まぁいいか。
《柑橘で爽やかに!レモンとオレンジのサングリア》
・赤ワイン:1本(750ml)
・グラニュー糖:大さじ3
・オレンジ:1個
・レモン:1個
・ブランデー(又はコアントロー):100ml
※あるならデキャンタ(レストランなんかでワインが入ってくるピッチャーみたいなやつ)で作ると注ぎやすいし、保管しやすいぞ。
さて、作っていこう。ボウル(又はデキャンタ)にワインを注ぎ、グラニュー糖を加えてよく溶かしておく。ここにブランデー等の洋酒を加えると味わいと香りが段違いに良くなるので、あるなら加えた方が美味いぞ。
レモン、オレンジ等の柑橘類はしっかりと皮を洗う。特にも外国産は防腐剤や農薬が皮に付いている可能性が高いのでしっかりとな。しっかりと洗ったら薄皮(白い部分)が残らないように皮を剥く。あぁ、皮も香り付けの為にワインに漬けるから、捨てないようにな。
後は皮を剥いて適当な大きさにカットした果肉と皮を、ワインに漬けて半日ほど冷蔵庫で寝かせれば完成。丸一日以上寝かせた方が味も円やかになるからオススメだぞ。それと果肉が気になるなら、漏斗などで濾して保存するといいだろう。濾したフルーツはそのまま食べたり、煮詰めてジャムにしたりと無駄にはならんしな。
「ん〜!このサフラン?の香りが独特ですね!」
「おこげもパリッとしてて美味しい!このお酒と合う〜っ!」
うんうん、好評だな。しかし、久し振りに作ると案外手間のかかる料理だなぁパエリア。もう少し手軽に出来ないもんか……。
「ねぇねぇ提督、もう少し手軽に作れないかなぁ?パエリア」
そう言い出したのは盛ってやったチキンパエリアを既に平らげたしおいだった。成る程、同じような事を考えてたワケだ。
「潜水部隊の皆に作ってあげたいしね」
「あ!それなら私も秋月姉と初月に作ってあげたい!」
「そうか?ならフライパン1つで出来るやり方を教えてやろう」
しかもレシピはパエージャ・デ・マリスコス……一般的にイメージの強いシーフードパエリアでいこうか。
《アサリの出汁を効かせた
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ