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とある鎮守府の幻想殺し
幻想殺し着任ス
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な」


「いえいえ〜いいんですよ〜」

そう言ってにこやかに立ち去る少女、あ、名前聞きそびれたな。

まあ、ここにいる人みたいだし、また会えるだろ


「ここが司令室か、失礼しまーす!」

コンコンと戸を叩くすると、扉の向こうから返事が返ってきた。


『どうぞなのです』

許可が下りたので俺は部屋に入っていく。


「お邪魔します...」


「ようこそなのです!新しい司令官さんの方です?」

そこにはセーラー服を着た小学生くらいの少女が立っていた。

って言うか司令官?


「俺が司令官かどうかよく分かんねえけどここに来るように言われてきた上条当麻だ。よろしくな」

にこりと笑んで左手を差し出す。すると少女は不思議そうに左手を見ていた。


「いやあの、握手のつもりだったんだけど...」


「はわわっ!ごめんなさいなのです!」

その言葉に少女ハッとしてすぐに右手で握手してくれた。


「私は駆逐艦で暁型四番艦の電です。司令官さんの秘書艦もやっているのです!」

えっへん!と小さな胸を張る電。見ていて微笑ましくなるな。


「そうか、それじゃ、これからよろしくな電!」


「はいなのです!」


「で、早速聞きたいんだけど...司令官って誰?」


「あなたなのです!」


「おいおい、冗談はやめてくれ...俺、今日来たばっかなんだぞ?
そんな筈ないって」

その言葉に電はきょとんとする。


「?でも、前任だったルミスさんからそう聞いているのです。」

おいおいおい、まさかそんなことある訳ない...よな?


「ちょっと資料を見せてほしいのです」


「ん?これの事か?」

俺は来るときに渡された資料を電に渡す。


「ありがとうなのです。どれどれ?フムフム...」

しばらく資料と睨めっこしている電を見ていると...


「分かったのです!」


「お?で、どうだった?」


「お兄さんは司令官さんで間違いないのです!」

・・・うん、まったく理解できないがまあ納得しておくか...


「そっか、じゃあ俺はここの司令官になったんだな...」

そうか、ってか、いつそんな進級したんだ?

俺、海軍に入ってたことすらないんだけど...


「ま、まあ、それは置いておこう...それじゃ次の質問な?
君は何者?」


「私は駆逐艦の艦娘なのです!」


「・・・はい?」

艦娘?駆逐艦?なんだそりゃ?聞いたことないぞ?


「あれ?もしかしてお兄さん艦娘を知らないのです?」


「あぁ、聞いたことない」


「お兄さん
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