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とある鎮守府の幻想殺し
幻想殺し着任ス
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っと、上条当麻です!」

やっべぇ!こんな美人と話すの久しぶりだから緊張しちまう!


「そう、上条君ね...私は前任のルミスよ。そうだ、何か新任だと確認できるものある?」

確認できる物なんてあったか?

荷物を探し、一つの書類を手に取る


「これで大丈夫ですか?」


「見せて...うん、大丈夫みたいね。それじゃあ後は宜しくね、
私の役割は終わったから...あ〜ぁ疲れた...帰って五千年くらい寝ましょう」

そう言いながら、どこかへ歩き去ってしまうルミスさん。


「な、なんだったんだ?」

すると、歩き去ったはずのルミスさんが戻ってきた。


「言い忘れてたわ、中に入ったらとりあえず司令室に向かいなさい。
それじゃ、後は頑張って」

それだけ伝えると今度こそルミスさんは去っていってしまった。

なんつーか、慌ただしい人だったな。


「とりあえず中に入るか、荷物も整理しなくちゃだしな」

俺は意を決して中に入っていく。

中は想像以上に広く、どこに何があるのかチンプンカンプンだ。


「えっと、確か司令室に行けって言ってたよな?で?どこなんだ司令室は...」

辺りを見回すがそれらしき部屋は見当たらない。

とにかく歩き回ってみるしかないか...


「仕方ない...探すか」

こうして俺は司令室を探して歩きまわり始めたのだった。









二十分後・・・


「見つからねえ、どこにあるんだ?司令室...もう結構歩いてんだけど...」

まさかここまで見つからないとは...


「はぁ...不幸だ...ん?」

ため息を吐いていると、廊下の向こうから人影が歩いて来るのが見えた。


「ラッキー!人がいる!司令室の場所を聞こう!おーい!」

俺は急いでその人影の方に駆けて行った。


「おーい、あの、ちょっといいか?」


「はい〜どうかしましたか〜?」

どうやら見えた人影はセミロングの濃い紫色の髪をした中学生くらいの少女だった。


「あのさ、ここって司令室は何処にあるのか聞きたいんだけど...」


「司令室?あぁ、それでしたらご案内しますわ♪」

まさかの申し出だった。それはありがたい。


「いいのか?それじゃあ頼むよ、いやー、あんまり広いもんだから道に迷っちゃってさ」

少女はくすくすと笑って。


「確かにここは広いですからね〜しっかり覚えないといけませんよ?」


「あぁ、分かった。」

しばらく歩くと少女はある扉の前で止まった。


「ここが司令室ですよ〜それじゃあ、後はごゆっくり〜」


「あ、あぁ、ありがと
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