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とある鎮守府の幻想殺し
幻想殺し着任ス
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side上条



「...不幸だ」

わたくし、上条当麻は、不幸に愛されているとしか言えない青春を送っているのだった。

つい先日、いきなり統括理事長から俺宛の手紙が届き、中身を確認すると

その内容は...



_______________________


上条当麻 学園都市追放及び、江ノ島鎮守府に異動


________________________

と言う物だったのだ。

以前にも、第一位の一方通行をぶっ倒して都市を追い出されることはあったが追放とまではいかなかった。


「ったく、俺が何かしたのか?このところ何も起こってないはずだし...
はあ...不幸だ...」

最早、憂鬱でしかない...まさか追放とか


「しかもなんだよ!鎮守府って!上は俺に海兵にでもなれってのか?」

もういっそ死にたい...父さんたちになんて言おう...

そんなことを思っている間に目的地が見えてきた。


「お、やっと着いたか」

やっと、着いた、にしても道のり長くないか?電車使って二時間近くかかったぞ


「ま、まあとにかく行くかっと...ん?」

見ると、入り口に銀髪ブロンドのお姉さんが立っていた。

なんだ?門番か?居やそれにしては綺麗すぎるし...

悶々と考え込んでいても答えは出てこない...。


「仕方ない、行くか!」

俺は鎮守府に向けて歩き出した。


「あのぉ、すいません...ひょっとしてここの方ですか?」

俺は入り口に立っている女性に声をかける。


「えぇ、そうよ、あなたが新任の子ね、名前は?」


「え、えっと、上条当麻です!」

やっべぇ!こんな美人と話すの久しぶりだから緊張しちまう!


「そう、上条君ね...私は前任のルミスよ。そうだ、何か新任だと確認できるものある?」

確認できる物なんてあったか?

荷物を探し、一つの書類を手に取る


「これで大丈夫ですか?」


「見せて...うん、大丈夫みたいね。それじゃあ後は宜しくね、
私の役割は終わったから...あ〜ぁ疲れた...帰って五千年くらい寝ましょう」

そう言いながら、どこかへ歩き去ってしまうルミスさん。


「な、なんだったんだ?」

すると、歩き去ったはずのルミスさんが戻ってきた。


「言い忘れてたわ、中に入ったらとりあえず司令室に向かいなさい。
それじゃ、後は頑張って」

それだけ伝えると今度こそルミスさんは去っていってしまった。

なんつーか、慌ただしい人だったな。


「とりあえず中に入るか、荷物も整理しなくちゃだしな」

俺は意を決して中に
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