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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
ワードロンの空間世界
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その一瞬の隙であった。
岩のドラゴンがコブラに襲い掛かる。


ドォーーーーーーーーーーーーーン!!!


「終わったか?」

岩のドラゴンは攻撃した拳を上にあげる。

「ぬぅっ!?」

だがコブラの姿は無かった。


ドーーーン!!!


「!!」

音の方を見た。
そこには小型のドラゴンを倒し、キナナを抱えるコブラの姿だった。

「エリ・・・ク・・・。」

「危なかったが・・・何でここにいる!!?」

「・・・ごめんなさい。色々あって・・・」

コブラの怒鳴りにキナナはそう言う。















少し前・・・


「あっちへ!急いで!!ここもいつまで安全かわからないから!!!!」

レビィが民間人に向かってそう言い、彼らはそれに従い、移動する。

「えーーーん!!!」

1人の女の子の泣く声が聞こえた。

「どうしたの?」

「うぇーん!お兄ちゃんが、お兄ちゃんが!!!」

「うん。あなたのお兄ちゃんがどうしたの?」

「私の、お兄ちゃんから、もらったリボン、何処かに落として、
 お兄ちゃん、街に・・・ヒック。」

「「!!!!」」

女の子の言葉にレビィとキナナは驚く。
今の街は危険。それを1人の男の子が行ったとなれば・・・

「レビィ、その子お願い!!!!」

「え、ちょ、キナナ!!!!」

キナナは走り、戦場となっているクロッカスの街へ行った。





















「キミね!!!」

「!」

キナナはクロッカスに戻り、女の子の兄を見つけた。

「ダメじゃない!!!こんな場所に戻っちゃ!!!!」

キナナは叱るようにそう言う。

「ごめんなさい・・・どうしても、妹のリボンを探したくって・・・
 この街で買って、俺がプレゼントしたモノで、
 妹はそれをすごく気に入って・・・・・・。」

「・・・もういいから、速く避難所へ!!急いで!!!」

「う、うん・・・。」

男の子はその場から走り出そうとした。その時・・・!!!

「ゴワアアッ!!!」

「「!!?」」

2人の目の前に、小型のドラゴンが現れた。

「(何あれ・・・!?もし、あれがドラゴンとすれば・・・!!!!)
 逃げて!!!!早く!!!!」

キナナは大声で男の子にそう言った。

「う、うん!!!!」

男の子は急いで走った。

「こっちよ!!!!」

キナナは男の子が走った方とは別の道へ走り出す。

「ゴワアッ!!!」

小型のドラゴンはそれを追う。

「(アイツを、あ
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