暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
5章 宿命が閉じるとき
時の庭園での死闘
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 なのはたち三人は、時の庭園入り口にいた傀儡兵を全て倒すと、
急ぎ内部へと向かった。
途中、傀儡兵が何度か襲い掛かってくることもあったが、クロノとなのはは特に問題なく倒していった。
傀儡兵にも強い個体がいるのだが、いくら強いといっても簡単な命令しか受け付けない物体にフェイトとの戦闘で経験つんだなのはとユーノそしてアースラの切り札と言われているクロノの前にばったばったと倒れて行った。
傀儡兵を倒しながら三人がしばらく走っていると、
さらに奥へと続いていく扉があった。
その扉を三人の先頭を走っていたクロノは、
走る勢いそのままに扉を蹴り開ける。
扉をくぐると、そこは広い空間となっており、大量の傀儡兵がいた。
 大量の傀儡兵の多さに、なのはとユーノは集中をしていたが、クロノはは落ち着いた表情で辺りを見渡す。

「ここで二手に分かれる。なのはたちは最上階にある駆動炉へ向かってくれ」

「クロノくんは……?」

「僕はプレシアの所へ行く。それが仕事だからね」

 クロノはなのはの質問に力強く頷く。
そんなクロノに微笑みを返すが、すぐに表情を引き締める。

「でも、そっちには多分なぞのあの人がいるよ・・・」

「大丈夫。そちらもたくさんの傀儡兵がいると思うから気をつけて」

「うんそうだね。すぐにそっちに行くからね」

「あぁ期待している」

 話を終えると、クロノは気合いをこめながら叫ぶように声を上げる。

「僕が道を作るっ! その隙にっ!」

「わかった!」

「了解!」

 なのはとユーノの返事を聞くと、クロノは自身のデバイスであるS2Uを構え、

『Blaze Cannon』

 クロノが砲撃魔法を放ち、上層へと続く道を塞いでいた傀儡兵を吹き飛ばす。
なのはは心の中でクロノに称賛の声を上げる。
なのはは隣にいるユーノと頷き合い、クロノが空けてくれた道へと飛翔しながら向かった。

「気をつけてね、クロノくんっ!」

 心配しながらなのははクロノに話しかけていた。
大丈夫という表情をなのはに向けながら行き先を見据えていた。
そして、なのはとユーノの姿が見えなくなると、クロノは残りの傀儡兵に向かって叫ぶ。

「悪いが、無駄な時間をすごしたくない通らせてもらう!!」

 クロノは魔力スフィアを生成しながら、傀儡兵へと突っ込んでいった。 

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 クロノたちが時の庭園で戦いを繰り広げている頃、
リンディを含め、アースラの局員たちはジュエル・シードの暴走を止めるべく、対処の励んでいた。
そして、その騒がしいアースラの病室に二人の少女がベッドに寝かされていた。
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