暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
5章 宿命が閉じるとき
時の庭園での死闘
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肩に備え付けている砲塔から、
砲撃魔法を放とうとしていた。
だが、それよりも早く、二人は攻撃の準備が整った。
「サンダースマッシャー!!」
フェイトが突き出したバルディッシュの先端から金色の魔力が放たれ、雷撃を纏った砲撃が大型傀儡兵へと直撃する。
大型傀儡兵はフェイトの攻撃を受け、少し怯んだものの、
その硬い防御力を持ってフェイトの攻撃を防ぎきった。
「ディバインバスター!!」
なのはがフェイトとは反対側から砲撃魔法を放った。
「「せーーっの!!」」
そして、二人の声が重なり、金色の砲撃魔法と桃色の砲撃魔法はさらに威力を上げ、その攻撃は大型傀儡兵をいとも簡単に飲み込んだ。
その攻撃力は、言わずもがなであった。
「フェイトちゃん!」
「……ん」
なのはが笑顔でフェイトの名前を呼ぶと、フェイトも少しだけ微笑んでいた。
「フェイトーー!!」
そんな二人のやり取りとは関係なく、
狼形態から人間へと戻ったアルフがフェイトへと抱きついた。
その瞳には涙が浮かんでおり、フェイトが元気になったことを心の底から喜んでいた。
「アルフ・・・心配かけてごめんね。
ちゃんと自分で終わらせて、それから始めるよ。「本当のわたしを」」
「うん、うん……っ!」
フェイトの胸で泣いているアルフに、フェイトはアルフを抱きしめながら話した。
そんな二人のやり取りを、なのはは少し涙を浮かべながら見つめていた。
「綾ちゃんは大丈夫なの?」
「てっきり感動シーンで私忘れられているかと思ったわ
私は大丈夫だよ
あれぐらいの砲撃でやられる私じゃないって
急だったから対応が遅れただけだし平気だよ」
「凄く心配したんだよ」
「本当にありがとう
時間があまりないかもしれないから
積もる話は終わってからにしよう」
「「「うん」」」
そんな感動の再会の後、なのは、フェイト、綾、ユーノ、アルフの四人は駆動炉へと急いだ。
途中、やはり傀儡兵が襲い掛かってきたが、
今のなのはパーティに勝てる者など、いるはずもなかった。
そして、行く先を塞いでいた扉を吹き飛ばすと、
5人は大きなホールへと足を踏み入れた。
「あのエレベータに乗っていけば、駆動炉に辿り着ける」
「うん、ありがとう。……フェイトちゃんはお母さんのところに行くんだね?」
「うん」
「フェイト聞きたいことがあるゼロはどこにいるの」
「きっと母さんの近くにいると思う
でもあまり良くわからない」
「そっか」
「なのは、とユーノは最初の計画通りでお願いできるかな」
「うん、綾ちゃんは?」
「ん〜ゼロがきになるからフェイトと一緒に行くね」
「うん
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