暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
5章 宿命が閉じるとき
時の庭園での死闘
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その瞬間、
ユーノがバインドで捕獲していた一体の傀儡兵が拘束を破り、なのはへと襲い掛かった。
その光景に、ユーノは他の傀儡兵を抑えながら叫ぶ。
「なのはっ!!」
「っ!?」
ユーノの声を聞き、なのはが背後へと振り返るが、傀儡兵が持つ戦斧はなのはの目の前へと迫っていた。
その光景に、ユーノとアルフは焦ったように目を見開き、何かを叫んでいるが、なのはには何も聞こえなかった。
(だめ、避けれないっ!)
なのははすぐ訪れるであろう衝撃に耐えるように、思わず目をぎゅっと閉じる。
だが、その衝撃が訪れることはなかった。
『Thunder Rage』
「サンダーレイジッ!!」
『怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)』
その叫びとともに、なのはの周りが金色と赤い光に満たされた。
それは雷撃と爆炎の炎球が飛び散っていった。
その攻撃により、なのはに襲い掛かってきた傀儡兵を含め、
三人の周囲にいた傀儡兵までも粉砕された。
なのははその雷撃と爆炎の発生源を見つめる。
そこには、美しき金髪の少女、フェイト・テスタロッサの姿と
級友でもある銀髪の少女 南條 綾の姿があった。
「フェイト……っ!?」
アルフがフェイトの姿を視認し、驚きの声を上げる。
フェイトは叫ぶアルフへと少し視線を向けた後、なのはの傍へと移動する。
その表情には、まだ戸惑っているように感じられた。
そんなフェイトになのはは何かを言おうとするが、
ドゴンッ! と、轟音が響き渡り、周囲が振動した。
なのはとフェイトがはっと、音がした方へと視線を向けると、そこには今まで見てきたものの中で
一番の大きさを誇る傀儡兵が壁を破壊し姿を現した。
「お二人さん話は後々、あれをどうにかしないと」
「もう綾ちゃんも心配したんだから」
「ありがと、フェイトを連れてきたから心配もチャラにしてね。あでも連れてきてもらったのは私の方かな」
なのははフェイトと綾に向けていた意識を大型の傀儡兵へと向け、レイジングハートを構える。
すると、フェイトが大型傀儡兵へと視線を向けながら、静かに口を開いた。
「大型だ、バリアが硬い。――だけど、二人なら」
「っ!? ――うん! うん!」
なのはは一瞬何を言われたのかわからなかったのか、ポカンとした表情となっていたが、すぐに喜びの表情を浮かべた。
「周囲にいるガラクタは私が掃除しておくから出来るよねティア!」
「もちろんです」
「「うん」」
「いくよ、バルディッシュ!」
『Get set』
「こっちもだよ、レイジングハート!」
『Stand by ready』
二人は同時に射撃体勢に入る。
すると、大型傀儡兵が
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