暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
5章 宿命が閉じるとき
時の庭園での死闘
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先ほどの戦いでプレシアの次元魔法を受けた綾と母親であるプレシア・テスタロッサから決別を言い渡され、絶望の淵に立っているフェイト・テスタロッサである。
その瞳からは今まで感じられていた力などなく、ただ虚空を彷徨っているだけであった。
そして、そんな二人を心配そうに見つめている一人の人物の姿もあった。
「あの子たちが心配だから、綾だったっけあの子達を助けてくるよ
そしてフェイトすぐに帰ってくるから
終わったらゆっくりでいいからわたしの大好きな、
本当のフェイトに戻ってね。
これからは、フェイトの時間は全部、フェイトが自由に使っていいんだからさ
ちゃっちゃっと戻ってくるから」
アルフは話を終えると、
フェイトを心配そうに見つめながらもなのはたちの手助けをするために、部屋を後にした。
それからしばらく時間が過ぎたころに綾の目がうっすらと開いた
「ぐっ」
見慣れない天井だ・・・
ここは医務室みたいだな
俺ってよく倒れている気がするのだが・・・
[ティア生きてる?]
[それは私のせりふです綾様。
大丈夫ですか?]
[不死身は専売特許だからね。
確認したい今どんな状態]
[かくかくしかじか]
[ふ〜ん。隣で眠ってるのはフェイト?]
[ええ、どうするんですか?]
[クロノとゼロが戦ったらまぁ十中八九負けるだろうなぁ
いくらやると言っても奴はノータイムで撃てるからね]
[でも現れないのでは]
[そうかもしれないよね
でもここまでしてくれた落とし前してもらわないとね
現れないなら厄介ごとがなくなるからそれでいいんじゃないかな]
[こちらはいつでも動けますよ]
[ん!了承]
ティアと話し終えたのでベッドから起きていると
焦点が合ってないフェイトを見かけた。
「聞こえてなくても聞こえていても良いや
なのはは君を気にしているけれど私は君とはほとんど接点がない
だから一言だけ言っておくね
そのまま寝ているのも
起きて一緒に行くのもフェイトの自由だと思う」
相変わらず焦点が合ってないでもきっと届いているはず。
「でもきっとフェイトはそのままだと誰かに言われないと動けない人になると思う。
時間がかかってもいい、出来れば現場に行って君の言葉をあの人に伝えてほしいかな
そうそうなのはが言っていたっけ
「捨てればいいってわけじゃない、逃げればいいってわけじゃもっとない」ってそれじゃ私は言いたい事いったし行くね
人生に絶望するには君は若すぎるよ
選ぶのは君だ
んじゃあね」
そうして俺は医務室から出て少しだけフェイトをまった。
そして独り 言のように
自分に言い聞かせるように言葉が聞こえてくる
「何度
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